満淫電車2 感想

  • 感想

 “相手の心を読むことができ、さらに相手の心に自分の考えていることを伝えることが出来る超能力”を持つ主人公が痴漢を行うという内容。


 ここの会社は妥協しない卑語とヒロインがはっちゃけるエロ、みょうちくりんなシステムにおいて高く評価しているのですが、本作においてもその実力を如何なく発揮していました。


 対象は貧乳など必要ないと言わんばかりにE以上を揃えた女性群であり、強気・世間知らず・奥手などよりどりみどりであり、そして性格や性のタガが外れることで輝きを増していきます。
 あとキャラクタについてですと、凛と穂香という主人公の痴漢行為を何故かサポートすることになる2人が異様にキャラ立ちしていました。乗車するためのフリーパスの入手、職場への潜入の手助け、時には対象を攻める助けをするまではよくあるかもしれません。が、特に凛がなのですが、痴漢の助けをしながらも、対象キャラに嫉妬して時に妨害したり、時に拗ねたりが重なって妙に愛着の出る仕上がりになっていました。


 システムは進化し続けているというか、止まることを知らないじゃないでしょうか。今回搭載されているのは『ぬぎぬぎシステム』と『言葉責めシステムNEO』ですが、共にGJな効果をゲームに及ぼしていました。
 『ぬぎぬぎシステム』は衣服・下着だけ・裸を選べるモードは当然あり、加えて任意の形に服・下着を消せる機能が追加されました。一部だけ丸く消す、逆に一部だけ残すなど意のままとなります。そのため立ち絵のシーンの意義を強め、またユーザー本位で目先を変えられる柔軟性を持たせることに成功しています。
 『言葉責めシステムNEO』は卑語を集め、痴漢イベント時に超能力を使って卑語をヒロインの心に伝えて発情させるというもの。女の子を追う合間に卑語を集めるのですが、方法は自分で調べる、凛と穂香に調べさせる、就寝時にビデオや本を見るの3つとなっています。凛と穂香に調べさせる会話はなかなか面白かったですね。それで集めた卑語を整理して、痴漢イベントに使用するのですが、卑語にはポイントが割り振られていてゲージが変化していきます。それによってエロの質が変わっていくため、卑語を漫然と出していればよいというわけではなく程ほどの緊張感が出るのですが、なおかつエロさを損ねないという奇跡的なバランスが生み出されていました。


 エロは卑語吐き・女性も乗り気になるのが好きなら非常に使えるものとなっているでしょう。基本的にノリノリになるので、嫌がらせるのが好きなら辛いかもしれません。


 驚くほど不満点はありませんが、一つだけ注文すれば痴漢イベントのフリーバトルっぽいものがあれば良かったかなと。


 以上。卑語エロとゲーム性のバランスがとれた優良作でした。ここの会社の進化が何処まで続くのか楽しみです。

  • Link

 OHP-BISHOP


 

満淫電車2
満淫電車2
posted with amazlet at 10.06.06
BISHOP (2009-02-27)