- 感想
ファンタジー世界を舞台にした萌えゲー。
ひたすらヒロインの可愛さと恋愛描写の初々しさに悶えさせられました。恋していると自覚するまでのもどかしさ、恋している対象を思って寝床で呻吟する微笑ましさ、付き合ってからの甘ったるい雰囲気と破壊力抜群でした。
主人公の行動は経験が足りないけれども、真面目に生きようとしている若者として妥当で、読んでいてストレスになりませんでした。主人公が大きな過ちをし、多くの人から後ろ指を差され、うわー外出たくねーと苦しむ様と、そこから周囲の助けを受けて立ち直っていく様は個人的には癒しとして作用しました。
ただ、主人公が赴任するのが都会に住む人がこうあって欲しいと思うステロタイプな田舎となっているので、そこに少しだけ違和感を覚えました。まあそこらへんをひっくるめてファンタジーとして受け入れましたが。（個人的に田舎に関する描写で気に入っているのはゆのはなです。人と人とのつながりを描きながら、誰も秘密を外に漏らさなかったのは現実的ではないと断ずる視点の存在が理性的でした）
絵は前作は完璧だったのですが、今回は些か劣化していて気になりました。立ち絵の目尻が特に変です。まだまだ好みの範疇ですが、今後の変遷が気になります。
音楽について。主題歌は理多で、アップテンポの良い歌でした。
システムについて。シーンスキップの使い勝手が良く、再プレイしやすいので好感度大です。
以上。特に穴が見受けられない良作でした。
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OHP-AXL
