好きな子がめがねを忘れた 1-2 雑感

 隣の座席の気になる女の子・三重さんが眼鏡を忘れたのを純情な男の子・小村くんがサポートする様を連作短編で描いたラブコメ


 本作は何て言うんでしょうか。
 シチュエーションが、強い。
 眼鏡っ子が眼鏡を忘れて睨み目になるシチュ萌えの最右翼です。

 ふわふわした髪でちょっと抜けた不思議なところがある三重さんが眼鏡を忘れたり壊したりして、教科書などをしっかり視るために顔を近接させてくる――彼女が気になる男の子にとってそりゃまあどきどきするよね!、と。

 (1巻 No.119)

 どぎまぎして赤面しながらも三重さんを助ける少年の反応も実に可愛いですし、三重さんが無自覚に小村くんに慣れ親しんでいく様がゆっくりと露わになるのもちょう可愛い。

 その上で、そんな2人の関係性が恋と言えるようになるのかわからないけれども確かに絆を育んでいるのを他の同級生が理解して見守っているがまた良いんですよ。
 2巻のホワイトデーのエピソードをご覧あれ。
 ――あの悶え、あの周りの視線。
 ああなんて、こそばゆいことか!


 以上。大好きなラブコメでした。今後の展開も期待しています。

  • Link

 OHP-好きな子がめがねを忘れた ガンガンJOKER -SQUARE ENIX-