速攻非核地雷サークル

 題名が気になって何となく買ってみました。

  • 感想

 設定は宙を悠々と飛んでいて、地雷作りの名人である科学部部長が女生徒を集めてロボットに乗り、世直しの為にミッションを行うというもの。それでその活動においてことごとく連邦軍と敵対し、負ければ凌辱されます。
 何か色々と突っ込みどころがありますがかなりどうでもいい仕上がりなので気にする必要はありません。


 相対的に大きな要素を占めているのがゲームパートです。ルールは単純で、主人公の機体とヒロインが乗る機体との2体で出撃し、ヒロインの機体が指定されたポイントに行けばクリアとなります。主人公が出来るのは地雷設置だけ、攻撃できるのは自動で動くヒロインのみというのがややユニークかもしれません。
 難易度は低く、まず負けることはありません。しかしエロシーンの比重は純愛:凌辱(というほどダークではなく嫌々に見えて体は乗り気というLIBIDO的なものです)=0:5であり、純愛verは1枚絵の裸が見られるだけです。そのため必然的に、というより端からそうだったりするのですが、戦闘では負けることが目的となります。これが逆にそれなりに難しい。目の前に地雷を置けば単純に踏んでくれる程Aがはアホな子ではない上、マップが狭く一本道ばかりのため少しでもミスると勝手に目的地に行かれてしまいます。方法論は2つで地雷で囲んで動けなくして敵の矢面に立たせるか、進行経路に先回りして踏ませるかになります。ここでもまた易しい難易度が徒となり、前者ではヒロインが敵を全滅させてしまうことがあり、後者では前述の通り先回りできるルートがない場合があります。ここらへんはやややりがいがありました。
 総じてエロゲに付属するミニゲームとしては良く出来ていたと思います。


 エロシーンの出来は贔屓目に見ても薄い。ライトに変態なので嗜好が合えばどうかなという感じ。


 手抜きなのか、ガンバッタのか判断のしにくい、涙ぐましいロボットムービーもあるよ(?)


 システムは標準的なLIBIDO、つまり窮めて不親切且つ不適切な代物です。メッセージは別ウィンドで出る(クリック時にかなりのストレスになります)、スキップ出来ない、CG回想は別のexeから立ち上げる必要がある、エンディングを迎えても初めの画面に戻らず表示されているCGで止まるetc。
 言える事はただ1つ。
 我慢だ!


 以上。埋もれた佳作とまでは言いませんが、趣味的なエロゲとして悪くはありません。CGが気に入ったか、他愛無いミニゲームが好きなら突貫してみても良いかと。温故知新とかそういう気分でどうぞ。安いですし。

  • LINK

OHP-LIBIDO