Into the Breach 雑感

 3体の機体で8マス×8マスのステージに出撃し、島の人員や電力といったリソースを敵から守るストラテジー。評判が良くていつかプレイしてみたいと思っていたのですが、switchに移植されたのを機にプレイしてみました。
 や、確かに非常に楽しいゲームかと。つい起動してしまうし、ついつい何面もプレイしてしまう、と久々に嵌ったなーという感覚を得ましたね。

 1ステージのプレイはお手軽でありながら、考えることが多くて奥深いものがありました。
 敵の移動→敵の行動選択→自機の行動→敵の行動→敵の移動→・・・というターン制なのですが、肝なのは敵の行動選択と敵の行動の間に自ターンが存在することです。例えば敵が1コマ右隣を攻撃する選択をしたらもう変更されません。その攻撃対象が自機であれば自機を移動させれば被弾を回避出来ますし、建物であれば敵を移動させれば被害を避けられる、或いは上手く誘導して敵を同士討ちに持って行けたりもします。
 ただし敵の行動とその攻撃によるダメージ量は判明しているのですが、機体にはそれぞれ癖があって必ずしも行いたい行動が取れるわけではなく、敵の数が増えてきたらダメージが0で済ますことは極めて困難になります。ここはあえて機体がダメージを引き受けようとか、重要なランドマークではない建物への被害に少し目をつぶろうとか、マクロとミクロのリソースの管理の醍醐味がありました。
 3体の機体とステージのギミックを使って、如何にして被害を少なく目的を達するか――うんうんと頭を捻るのがほんと楽しい。
 そして敗北した場合は今度は勝利しようと、勝利した場合でも今度は被害を0に少しでも近づけようと、次のプレイへのモチベーションが高まるゲームバランスでした。

 またドット絵の演出も見事。


 ちょっとした動きも良く出来ていて、少しでもドット好きであれば心擽られること間違いありません。


 以上。ストラテジーゲームの傑作でした。お薦めです。

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