自分の人生においてトップ10に入るゲームについて


 Twitterで流行っていたので乗っかってみました。その解説をちょろりと。最初の1作以外は順不同です。

  • バルダーズゲート1

 AD&DのルールのRPG
 種族を決め、職業を決め、ダイスを振った数値を能力に割り振り、主人公のキャラクタを作成してから後は、まさしくその主人公の役割をゲーム内で振る舞う――ロールプレイの始まり。
 メインシナリオは己の出生の謎を探るため追っ手を撃退しながら神々の争いに巻き込まれていくというものですが、随所に膨大なサブシナリオが用意されており、架空の地/フォーゴトン・レルムを冒険する体験を存分に味わえます。そもそもが数多のD&Dの文脈がある上に成り立ち、正しく解釈された上でゲーム内世界として構築されているのですから、完成度が非常に高い。
 ゲームが始まれば未踏の地がプレイヤを迎え、森をそぞろに歩けば狼や熊・モンスターあるいは暴漢が襲ってき、罠と宝箱に満ちた遺跡が明かされるのを密やかに待ち、地上には多数の人・建物が散在し地下には水路や商店で迷路のようになっている都市で惑う。その中で正義をなすのも、悪をなすのも、自らの赴くままに。選択によりがらりと展開が変わりますし、仲間になるNPCも変わってきます。
 ひっくるめて極上のファンタジーRPGの体験です。
 全てを回る時間が知れない巨大都市『バルダーズゲート』、仕掛けが面倒だけど解き明かして次の階に進むときの快感が何物にも代えがたい『デューラッグの塔』、ラスボスが中央の寺院で待ち罠と敵とを潜り抜けてぐるぐると通路を進んでいくこれぞ迷宮のお手本のような『地下迷宮』 ・・・・・・。
 思い出すだけで豊饒な体験が出来る場所とシナリオ! これぞ傑作!!
 今までプレイした中で1作上げるならこれですし、記憶をまっさらにしてもう1回プレイしたい作品もこれです。
 今プレイするならsteamかアプリで出ているEnhanced Editionがお薦めかと。
バルダーズ・ゲート 完全版 バリューパック

 私がFFをプレイしたのは7→8→6の順。
 機械都市と走る列車、そして花を持つ美少女――というOPムービーであっと言う間に引き込まれた覚えがあります。ちょい暗めのシナリオは屈託のある少年心をわしづかみにされました。
 それにマテリアシステムは好きで、マテリア同士の組み合わせに頭をひねり、カウンターぶんどるとかやって悦にひたっていました。攻略本は見なかったので、エアリスが死ぬシーンは何も知らずにいたので絶叫し、ヴィンセントとかいうキャラを仲間にしないまま終わってしまいました。
 まあ無邪気に楽しめたFF体験であったんじゃないでしょうか。
アルティメット ヒッツ ファイナルファンタジーVII インターナショナル

 久美沙織の小説から入った口ですが、ゲームはゲームとして嵌った覚えがあります。小説で読んだ時にも泣いたのですが、主人公が過去の自分に会うくだりを実際プレイしてみてまた泣きました。良く、頑張ったな、と。
 なおビアンカ派。
アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストV 天空の花嫁

 先輩に誘われてPSPとゲームをセットで買わされ、休日の部活出る前とか、授業終わった後とか、日がなプレイしていました。人生で一番共闘したゲームではないでしょうか。
 MHP3はちょい簡単過ぎましたし、3DSのは数値がインフレし過ぎなのと画質が悪いので、いずれもP2Gよりも落ちると思います。
モンスターハンター ポータブル 2nd G PSP the Best

  • 煉獄弍

 PSPの3Dアクション。操作は簡単だけどスタイリッシュな動きが可能であるアクションゲーであり、頭・両腕・胸・足の5か所の武装は回数制限がありガンガン使用して拾ったものを付け替えていくハックスラッシュ要素と、メインをクリアしてもマップがランダム生成される塔を延々と登っていく終わりがないプレイとが合わさり、合う人にとっては麻薬のようなゲームです。今でも時々再プレイしてるぐらい、色褪せない逸品。
 『煉獄 The end of the CENTURY』、待ってるんですけどねー。
煉獄 弐 RENGOKU II The Stairway to H.E.A.V.E.N

 個人的に初めてプレイしたエスコン。フライトシミュレーターとしてはほぼ完成しており、サイバーパンクっぽさに溢れたパッケージング、淡々と進むけどちょっと考えると奇天烈なシナリオ、壊れたキャラクタ――過も不足もあり、忘れえぬ作品となっています。
 3DSでも良いのでリメイクしませんかね。
エースコンバット3

 アーケードの3Dロボアクション。
 以前書いた感想は→BORDER BREAKが面白い - ここにいないのは。うん、初々しい感想ですが、その後のプレイ感もあんまり変わっていません。
 大画面を前にグリップとマウスという特殊なガジェットで自由にロボを操る爽快感はアーケードならではでしょう。プレイしていたのはver1.5が出る前ぐらいまでですが、人生の一部をこのゲームに捧げていた気がします。
ボーダーブレイク アートワークス 2006-2012

 エロゲの2.5Dアクション。
 言わずと知れた名作。肥大しても破綻しなかったバルドスカイ1・2も捨てがたいですが、トータルコーディネートという意味ではこちらに軍配を上げます。
 3つのレンジの武器を操る単純明快だからこそ爽快感があるロボアクションは完成度が高く、シナリオはそこそこですが、ゲンハという輝ける悪役キャラの存在が大きく、エロの陵辱要素も結構嬉しかったですね。
BALDR FORCE EXE DVD-ROM版

  • Forest

 エロゲのADV。新宿が森になる夢幻に満ちた冒頭、ジュマンジ風の止まった場所によって様々な不条理が起きながら階段を上って行く『ザ・ゲーム』、『豊饒の海』のような全てを覆す切れ味鋭いラスト。ADVで一作上げろと言われればこれ以外ないですね。
 最初に響く『物語を聞かせて』――という台詞は今でも耳に残り、時々知らぬうちに再生され、「あ、またプレイしたいな」と思わされます。
Forest

  • Ruina 廃都の物語

 フリーゲームとして世に出された、ゲームブックlikeなRPG
 架空の世界を綺麗に構築し、望んだ形でゲームに見事に落とし込んだ手腕は素晴らしいの一言。
ダンボールの神様