C.D.C.D.2 感想

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 Circus Disc Christmas daysを略してC.D.C.D.と題された前作。そのC.D.C.D.が逆に正式名称となり、サーカスから出されたゲームのごちゃまぜ番外編集の冠となったようです。要はあれです、いわゆるひとつのシリーズ化というやつですね。


 では内容感想にいきましょう。収録されているのはD.C.D.C.2、エターナルファンタジー、ホームメイドの番外編の計4本。後者2つは未プレイということを承知の上で読んでください。


 D.C.の番外編は本編主人公の朝倉純一と音姫の結婚生活を描いています。純一は大学生、音姫は看護師であるため時間的な擦れ違いが多いのですが、実に仲の良い夫婦っぷりを見せてくれます。
 主に性的な意味であり、ピンクシーンはD.C.史上最多と言っていい量でした。伝統の寝起きフェ○は言うに及ばず、足コキ、目隠し、裸エプロン、ローション、ナース姿でH、おもらし、野外、観覧車○ェラ……一体何があったのでしょーか。いや、別に濃い描写というわけではないので下半身には来ませんが、D.C.ではブレイクスルー的なラインナップでした。特に尿関係はD.C.シリーズは初かもしれません。
 そしてエポックメイキングな途中を経て、実に見事な着地を決めます。一言でいえば、
 “男も家事をしろ
 付け加えるなら
 “結婚しても思いやりを忘れるな
 何とも為になる教えではありませんか。修辞と結論が結実した名短編でした。誇張がいくらか混じっていますが気にしない。

 D.C.2の番外編は12月末なのに何故か真夏のように暑くなった初音島を舞台にななかと小恋が主人公・義之に迫ってくるという内容。要は3P補完です。良くはないのですが、初っ端が初っ端だけに、サーカスらしさに安心しました。

 
 ホームメイドの番外編は生活のために春を鬻ぐメイドとそのメイドに養われる主人公の前にななしの子が現れるという難病物。感動作っぽいですし、テーマには心を動かされましたが、“前世”が何か判らないため、話をいまいち理解できませんでした。ホームメイドを買ってみることにします。



 エターナルファンタジーの番外編は魔物と人間は分かり合えるかという内容。特にコメントはありません。キャラクタを知っていれば別かもしれません。


 
 以上。

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