ペルソナ5 雑感

 冤罪の傷害事件で保護観察処分を受けて東京に転校してきた主人公。
 彼は非道教師の認知の世界に迷い込んで以来、悪人の心を奪い改心させる怪盗団のリーダーとして過ごすことになる――


 RPGです。ペルソナシリーズの正式ナンバリング5弾。知り合った人々と絆を深めたり、ペルソナを集めながら事件を解決していく1年間をプレイするフォーマットに変更はありません。
 P3もそうでしたが、一介の学生として学園生活を送りながら異能を駆使した戦闘に関わることになるというロールプレイが相変わらず非常に楽しかったです(※参考 ペルソナ3ポータブル 感想 - ここにいないのは)。
 前科者になってしまった主人公を筆頭に世間から弾かれた者達の屈折と、そのままではいられず逆境を見返したいという欲望。非常に理解できるからこそ、怪盗チャンネルというサイトの好感度というメーターを事件を解決していってどんどんと上げるモチベーションになります。
 また脛に傷を持つ主人公が最初は疎まれながらも、学園生活・バイトを通して自分を磨きながら、コミュニケーションによって他者と絆を深めていき、相互理解を重ねていくのも非常に楽しかったです。学友はもちろん、記者や政治家・医者から女流棋士とか意外な面々まで、一緒に遊びに行こうぜとか、なにかトラブルに巻き込まれていたら気遣ったり、それこそ単純に『会いたい』とか、しょうもないこともLINEで連絡を取り合えるようになるのは矢張り、こう心の良い贅肉かと。
 こうして確固たる自己と居場所を獲得し、世間からも知人からも承認されていくのは実に快感でした。


 だからこそ絶頂――怪盗団が理想通り世間に賞賛されてからの転落が際立つというもので。
 0から始まったメーターは9割を超える熱狂を示し、浮かれた評価は容易に掌を返し、『信じていたのに』と主人公らに牙を向くようになります。
 欲しかった評価は消え去り、再び何からも責められる四面楚歌に陥り、最初よりもひどい状況になったようにみえます。 
 ここで、今まで培ってきた絆が物を言うというのが本当にニクいまで決まっていました。

 飽くまで抗うのか…
 誰からの賞賛も得られぬとしても。

 
 本当に欲しかった、かけがえのないものは既に手中に。
 偽って、顔の見えない世間に阿るのは疾うに止めた、と。
 かといって世界を見限らず、世直しのために正義を為す――。

 
 この流れが本当に熱い!
 大きな物語とテーマが露わになり、肯定と否定とが対峙し相克するのはやっぱり燃えます。
 持っていき方が上手いのもあるでしょう。顔の見えない他者からの視点を目に見えるようにしたメーターが良い味を出していました。
 

 そんなこんなでコンセプトとシステムが見事に組み合わさり、ゲームで費やす時間が何一つとして無駄にならない、良質な体験となっていました。

  • コープ

 双葉と千早だけがLV8という攻略一歩手前で間に合わず、その他の女性キャラとは恋人になる7股プレイでした。や、ほら、あの流れで恋人にならないのって不自然じゃないですか?


 好きなコープは幾つかあります。
 サブで一番は教師・川上貞代。家事代行で洗濯や道具作成をしてくれ、絆MAXではマッサージによって本来なら戦闘した日の夜は寝るだけなのを行動可能にします。そこが可愛いのですが、あまりにも便利な女過ぎて涙がちょちょぎれます。
 まあ昼は教師で、夜はメイド服でご奉仕にゃんというのはロマンの塊なのでOK。
 
 
 メインヒロインらは正直誰もが甲乙つけがたいです。
 ただ意外に好きになったキャラクタは春。新興会社のお嬢様なのですが、印象的な台詞が多いです。
 ヒーローを淡く見つめ、

 ありがとう、ジョーカー。
 いつか憧れてた『正義の怪盗』…
 貴方は本当に、
 私が思った通りの人だった。

 と想ってくれたり、或いは修羅場での一言。

 チョコ、もらって?
 私が握りつぶさないうちに

 いやあ(笑。
 ここは爆笑しながら肝が冷えました。

 
 個別の特殊イベントは拾いきれていないので、いつかリプレイしたいところです。

  • まとめ

 以上。面白かったし、楽しかったです。いつかまたプレイしなおしたいですね。

  • Link

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