1年3か月を開けてとうとう第2章が公開されたので公開翌日に観に行きました。
相変わらずカロリーがやばいので劇場の大画面で観ることをお勧めします。
さて、何はともあれ、桜がエロかった。
想い人を思ってでもあり、望んだものだけでもなく、良きにせよ、悪きにせよではありますが。
自分で裾上げて性器見せつけるのがないのでー1億点ですが、指フェラで+5千万点、唐突なオナニーで+5千万点、ラストのぱっくんで+1億点で合計1億点ぐらいエロい。割とストレートなエロなのでPG-12なのだろうかと首を捻りますが、まあそんなものなのでしょう。
赤く火照る顔とか、嫉妬に身を焦がす貌とか、絶望に凍る表情とか、豊満な肉体の躍動も伴い、見ていてなるほどこれがラスボス系ヒロインかっ・・・と震撼する思いでした。
ここにおいて桜のポテンシャルをきのこの文章を超えて表現されていたと思います。
だから、併せて繰り返される言葉と、その応えにより一層の重みが帯びていました。
穢れている、穢れている、穢れている、――先輩の、士郎の隣にいる資格がないと。
しかし1章での冒頭に流れた邂逅の1年半があり、士郎を想いに想って人間に/少女になっていった形と、叶いそうになって身悶えして狂う姿を見て、桜は士郎の隣にいるのが相応しい――と評価せざるをえず。
ただ逆に、これまで壊れた天秤だった士郎が、何かと何かを比べることになるまで壊れてしまう方は成功していたかと考えると、うーんという所。
切嗣の/切嗣に見た夢の正義の味方になるが崩れていくのは過去の想起と鉄の心のifの映像化で何とか頑張っていましたが、そこはモノローグを垂れ流せる原作が勝っていたかなあと。
でもその2人の、桜の士郎を思って離れようとするのと、士郎の桜を思って壊れていくのと、そのしち面倒な2人がようようにして掴みかけた幸せの見せ方が上手かったからこそ、その幸せが呆気なく崩れるのが映えるという訳で。
執拗なまでに研ぎ澄まされた動きと音楽によって、募る絶望は見ものでした。
あとはそう、この2章のアクションとしての白眉、バーサーカーVSセイバーオルタ。
怪獣大戦争というか、大災害というか、やり過ぎなくらいの殺陣をやってのけてくれました。あれは劇場で一度は見ないと損かと。
他にも詳しく語らなくて良いところの省略の妙とか、ギル様の最後とか、タイガーが先生しているとか、色々と語りたいところはありますが、まあ細かいことなのでうっちゃっておきます。
次は最終章。『是・射殺す百頭』の映像化が超楽しみなので待ち遠しいです。
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OHP-劇場版「Fate/stay night Heaven's Feel 」 Ⅱ.lost butterfly
<過去感想>
Fate/stay night Heaven's Feel I.presage flower 雑感 - ここにいないのは