あまんちゅ!2 感想

 スキューバダイビング物の第2巻。
 まず表紙絵のてこにフェチ心を最大限にくすぐられました。酸素ボンベの先を手で押さえて口で咥えているのですがその咥え方を想像するとわくわくしますし、酸素ボンベを胸に挟んでいて慎ましやかさに和みましたし、軽く突き出したお尻はお尻ですし、惜しげなくさらしている背中のラインは綺麗なもので拍手を送りたい。


 中身はと言えば、徐々にダイビング部として充実してきています。初めてプールで実習したり、先輩が登場したり、どんどんと素敵な体験を重ね、素敵な人間の輪が大きくなっています。細々とした/或いは遠く引いた風景や、響いてくる野球部の掛け声といった雑音などによって今居る場所の素敵さが増強されていました。ちゃらっとバカ騒ぎになるのも愉快でした。
 ぴかりとてこの関係は前進していて、てこがぴかりをバディとして心も体も信頼できるようになりました。てこはようやくきちんと前の学校での人間関係と、これからの人間関係を整理して、心機一転しました。これからは新たなる気持ちで新しいこと――ダイビングにより力が入るようになるんじゃないでしょうか。


 以上。相変わらずストーリーも絵も最高でした。練習を重ねたてこがいつか海でダイビングするようになり、てこの目を通した海の中が見られる日を待っています。次の巻が今から楽しみ。

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