幼いころから引っ越しばかりだった柚木楓は気心の知れた"幼なじみ"が欲しかった。中学にして隣の席に座り、窓ガラスを叩けば直接会話ができる隣の家に住んでいる少年・航平と運命的に出会ってしまい、楓は意を決して彼に幼なじみになってほしいと告げる――
という青春漫画。
待望の幼なじみを手に入れた楓がずっと幼なじみとしたかったことをしていくのが楽しげで楽しげで、そしてその楽しそうな彼女に巻き込まれた航平もまたちょっとどきどきしながら新しい幼なじみとの生活をおおいに楽しんでいて、彼らの中学生からの幼なじみライフ最高!という感じ。
幼なじみを宣言して成っていく――中学生たちの青春の一ページというにはぴゅあぴゅあさが満ち満ちすぎていて、心が浄化されて消えるかと思いました。
窓を開けてしりとりしたり、
(2巻、kindle No.26)
隣の家の玄関で待って一緒に登校するのもまた幼なじみ道の大事な一歩で。
(3巻、kindle No.66)
いろんなことを一緒にして、幼なじみであることを確固にしていく過程をほんと堪能しました。
サブキャラも、熟年の幼なじみたちや素直になれない年上系幼なじみやら良い奴らばかりで読んでいて爽快です。
とりあえず騙されたとおもって、妹にしてほしいと楓に言い出す下級生が出るところまでシリーズを読んでほしいですね。そこでかのようにふるまうネタのテコ入れをこうぶっこんでるかと面白さの格が一段階上がっていて、この作品世界から抜け出せなくなること間違いなし。
以上。最高に好きなシリーズの一つになりました。お薦め。
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