英霊剣豪七番勝負の第3巻。英霊剣豪”アサシン・パライソ"戦の開始までが描かれています。
繰り返しになりますが――絵面が相変わらずトンデモない、の一言。このシリーズの漫画化で見たい絵を想像以上の代物でぶつけてくる手腕は健在。
えげつないぐらいに精緻で、えげつなく艶やか。
しかも漫画としての魅せ方、極め方の力が巻を重ねていや増しているように思えます。
ポーズ、アクション、台詞の組み立てが本当に素晴らしく、読んでいて嬉しくなってきてしまいます。
今回の大きな見所はパライソの蛇が城攻めに暴れっぷりと、小次郎くんの忍び働きの活躍っぷりなのはもちろん。
ただ個人的には第17話を語りたい。宣教師――巌窟王・エドモン・ダンテス.の敵の本拠地への侵入話。
(Kindle No.79)
これから結界を破り世界の景色が一変する見事さといったら、もう最高。
あとはそう。そこかしこで暗躍する衆合地獄の怖ろしさの妙。
さて。これから更にどんな地獄絵図が描かれ、武蔵とマスターらがどう打開していくのか、本当に楽しみです。来年の春が次巻とのことですが、待ちきれません。
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Fate/Grand Order-Epic of Remnant-亜種特異点3/亜種並行世界 屍山血河舞台 下総国 英霊剣豪七番勝負(3) (講談社コミックス)
- 作者:渡 れい
- 発売日: 2020/09/09
- メディア: コミック
<既刊感想>
Fate/Grand Order-Epic of Remnant-亜種特異点3/亜種並行世界 屍山血河舞台 下総国 英霊剣豪七番勝負 1 雑感
Fate/Grand Order-Epic of Remnant-亜種特異点3/亜種並行世界 屍山血河舞台 下総国 英霊剣豪七番勝負 2 雑感