女性格闘家を集めた裏格闘団体"戦乙女"。メインファイターの女子高生・本郷妃奈はかつて国家転覆を目論んだカルト教団の養女だった。異常な強さを誇る彼女を満たすような対戦相手は現れるのだろうか――
サンドロビッチ・ヤバ子原作の格闘漫画。
『ケンガン』シリーズは外連味があって最新刊まで楽しく読んでいるのですが、同世界観の新シリーズの本作は『ケンガン』シリーズに匹敵するかより面白くなりそうな予感がぷんぷんしていました。
1巻目でまだまだ序盤なのですが、主人公格にしてラスボス的な立ち位置の本郷妃奈の存在感の強さが最高なのでした。
「肉体」が強くて、非常識に頭が良い。
相手を壊しても笑い、相手に殴られても笑う、なにを考えているかわからない。
ただ飽かせるな。飽いたらなにをするか、大惨事になりうるモノをもっているのだから――
(kindle No.30)
(kindle No.139)
ヤバい奴で、でも肉体で戦う限りはまだ弱点があって、恐ろしいことに伸びしろがある、という導入としては最高の紹介でした。
操ろうとした"戦乙女"の設立者が無理やり強いやつらを集めざるを得なくなるこれから、どんな女性ファイターが出てくるか実に楽しみです。
以上。これからも長く続きますように。
- Link