2年生への進級、親しくなれた友人とクラスは分かれ、また1からの出発。そして新しい友達が――
相変わらず人恋しいけど人付き合いが苦手で、でも少しだけ成長が見られて、と古見さんの新たな1年が始まる巻でした。
進級に合わせて9巻まで慣れ親しんだ女性キャラクタはほぼ一新されます。良し悪しですが、古見さんの友達100人という野望と彼女の人間的な成長には新たなサイクルが必要だったのかと。それに学校が変わる訳でもなく、合同授業とか校舎とかあるいは放課後に待ち合わせとかで親しい友人と交流するのもまた学園生活の楽しさの一つとなっていました。
今回主に関わる新キャラは――うん、ありなのでは。
表紙に出ている娘で、名前は万場木留美子。名は体を表す形式の本作ではヤマンバなのでした。
彼女の処理の仕方と仲良くなり方は割とギャル系のフィクションあるあるを経由しながらところどころで緩く脱臼しており、これまで発揮されてきたキャラの活かし方のセンスがまだまだ生きていたかと思います。
あとは本作でも色々な古見さんの姿が見られます。
くしゃみをする古見さんが可愛いですし、初恋話をふられて話し出す古見さんはちょう可愛い。
ただなにより、ひたすらにステーキを食べる艶姿が至高でした。
(P134)
この前後の一連。いやはや、素晴らしい。
以上やはり良かったです。今後も末永く掲載が続いて欲しいところ。
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古見さんは、コミュ症です。 (10) (少年サンデーコミックス)
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古見さんは、コミュ症です。 1-8 雑感 - ここにいないのは
古見さんは、コミュ症です。 9 雑感 - ここにいないのは