ServantValkyrie 雑感

 ハイエルフの将官・ディートリンデが帝国に捕まり、淫らな地下施設に送られた。20日後に捕虜交換で解放されるまでに、気高くあるよう育てられた彼女は堕ちてしまうのか――


 というエロ同人RPG
 誇り高い処女のハイエルフを操作して20日間を自由に過ごすことになります。自ら積極的に快楽に耽っても良いし、自分を捕らえたオークに媚びを売っても良いし、迷宮に潜って帝国の謎を調べても良いし、当然誇りを保っても良い。
 個人的に大好きなシチュエーションの『敗北後調教』に特化した作品であり、楽しんでプレイ出来ました。

 気高くあるように育てられ、かくあるように育った美女がこれまでと全く異なる淫らな環境で生きていく。しかし施設を脱出すること以外は自由度が高い――ということで、プレイヤの選ぶ操作が彼女の選択および在り方であることにきちんと直結していました。
 だから堕ちるのは簡単です。身をゆだねてしまえば真っ逆さま。とめどなくプライドは削れていき、新しい淫らな自分を当たり前に捉えていき、淫語が自然に口をつくようになります。口淫合戦や尻合戦での優勝を目指すことも、また新たな生きる目的へと。プレイしながら、その無様さを喜ぶのも一興。

 しかしそれまでの自分を保ち、誇りを燃やし続けるまばゆさを生み出すのも一興で。それなりに努力と運が必要ですが、処女を貫いて、捕らわれる前の高いプライドを維持出来ます。
 正直言って、このプレイが無茶苦茶興奮しました。
 なにせプライドの値を高くし、折に触れて魂を燃やし、戦闘技能を活かしながら、元の国に戻る。しかしその気高い魂がこもる身体には、調教された淫らさ――胸と尻の開発度――が強く強く刻まれているとプレイヤは知っているし、遠く離れた国の『調教師』と観客も知っている。性器を調教されてしまうと処女でなくなってしまうので、胸と尻との3択に運に任せるか、あるいは調教部位指定カードを使用してそのことを蔑まされながらも耐えるか。常にだらだら母乳が出て、常にお尻がむずむずとしながらも、最後の一線は守り、でもきっと強く攻められると堕ちていくだろうし、いずれ訪れるかもしれない普通の恋愛と普通の快楽には反応しないかもしれない。
 ――この隠された淫らさというシチュエーションが大好物で堪りませんよ、ええ!
 あと下がったプライドを回復するために、部下が犯されているのをあえて何回か見に行かないといけないのもシステム的に邪悪で好きでしたね。


 1周はそこまで長くなく、1度見たシーンのスキップと分岐前に戻る機能を備えており周回プレイに優しいため、複数あるエンディングを回収するのが苦痛ではなかったも好感度が高いところでした。


 以上。好きな作品でした。

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 ServantValkyrie〈サーバントヴァルキリー〉
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