単純明快な題名に沿って内容を端的に表すと、痛快王道ファンタジー・ミーツ・巨乳エロ。
- ファンタジー部分について
気の良い青年が騎士学校をびりっけつで出て辺境に飛ばされることから物語は始まります。そこで大きな陰謀に出会い、人生があらぬ方向へと転がっていくのですが、その転がり方が実に爽快・痛快でした。主人公はどんな時でも巨乳を目の当たりにすると思考停止して弄ることを考え出すあほで素直な変態で、上にも下にも巨乳が関わらなければ上には率直で下には公明正大で、くそ度胸があり、彼の行動に長く触れた人を惹きこむ魅力を持っています。
そんな主人公のモノローグを読んでゲームを進めていくと、人生楽しそうだなあとこちらまで楽しくなってくるお気楽ぶりです。巨乳の美女に出合った時の単純な喜びようといったら冗談ではなくこちらまで顔が綻んでしまいます。同時に生死の割り切りや、度胸、勇気と言った騎士を主人公としたファンタジーならではの在り方もライトでありながらしっかりと書かれていました。
粗筋は前述したように『手』をキーワードにした出生の謎が絡みつつ、辺境を制定して武勲をたて、とんとん拍子に出世していく様が書かれます。そこでは悪人はひたすら悪人であり、会う美女会う美女全てが巨乳で感度が良くて発情します。その心地よさが変わらぬシンプルさは好感を持ちました。
主要人物もおファンタジーによくある系統なのですが、キャラ立ちは十分でした。エロになるとみんな頭が吹っ飛んでしまうのも愛嬌です。
アイシス「あはぁ〜ん、このスケベぇ」
リュート(主人公)「ここのキノコだから、中ってもきっとエッチな気分になるだけだよ」
アイシス「あなたのキノコだったら、そうなるかも」
や、アイシスというキャラは主人公をかなり嫌っていた女騎士なんですがねー。そういったエロによる性格転換はどのキャラでも見事に書かれていて、GJと平伏するしかありませんでした。
さて、結末は大きく2分されるのですが、恐らくは前半も前で予感されるでしょう。しかしその読めてしまった予感が正しく成就されていく様を読む快感というのが確かにあります。
――これは、王になる物語。
使い古した話ではあるのですが、決して衒うことなく面白おかしく貫き通せたのは見事と言うしかありません。ありがたくひたすら楽しめばいいのでしょう。大人だってアホなファンタジーを読みたくなる時が偶にはある、そういう感じで。
- エロ=巨乳に関して
当然ながらヒロインたちは巨乳ばかりで、エロシーンは巨乳を使ってはしゃいでいます。主人公が揉んで摘んで吸すことで、ヒロインは発情して母乳を噴出します。
つまりはバカばっかなのですが、開けっ広げで根アカなエロを目の当たりにすると、エロいことは良い事だなあと、しみじみ思ってしまいました。いちゃエロとは一線を画した祭りのエロで、浮世を忘れるぐらい興奮しました。
絵は顔は好き嫌いがあるでしょうが、良いおっぱいでした。
- まとめ
以上。巨乳好きで単純なおファンタジーが嫌いでないならマストプレイの傑作かと。
私は大好きです。
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