伊豆キャンの後半編。
黄金岬、三四郎島のトンボロ、大室山といったジオスポット巡りや、いつものようにキャンプご飯を囲んでつつきながら皆で過ごす――嬉し楽しの冬キャンの光景はいつまでも眺めていたいと思いたくなる幸せそうなものでした。
似たようでも、人の縁が増えていくし――あおいの妹とか酒屋の飯田さんとか――、野クルの面々と志摩リン達の仲が少しずつ強まっていくのも見て取れます。
本当に良い時間の経かたですし、その時間を読むことで共有出来て改めて幸せだなあと思う次第です。
そして本巻で最も心に残ったのは伊豆キャンまっさなかのものではありません。なでしこと斎藤さんのキャンプ中の深夜の語らいとか非日常気分として盛り上がったのですが。
(kidnel No.153)
そう、なでしこと志摩リンの旅行が終わった後の密やかな語りがですね、本当にしみじみと良いんですよ。
帰り道一人原付で帰る志摩リンから返信がないのに心配したなでしこが身延近辺まで足を延ばし、待ち構えます。
そこから始まる2人の旅の振り返り。楽しかったね、という言葉の応酬。
なでしこを送ってきた桜が少し離れて夜空を見上げるのを含め、いやあ、こういうのたまらないというひと時でした。
以上。相変わらず大変良かったです。これからあったかくなっていっても楽しい時間を過ごし見せてくれることを期待しています。
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<既刊感想>
ゆるキャン△ 1-5 雑感
ゆるキャン△ 7 感想