うちの妹のばあい純愛版

  • 感想

 始まりはきっと、鈴木二郎がメジャーに行ったこと。・・・・・・いやマジで。

 そういう訳で、義理の兄妹関係の葛藤とかそういうのはパスして、架空の野球の選手を作ることについて語ってみます。
 物語にする場合、オールマイティよりも専門的な選手で傷が何処かにある方が共感を得やすいでしょう。なのでこの主人公のゲームを支配する一番バッターとはどのような存在かという問題設定は非常に興味深かった。まさかブラディ・アンダーソンにする訳にはいかないので、イチロー・全盛期のガルシアパーラのような出塁率得点圏打率がともに高いバッター(で選球眼が良いのに何でもあててくる)を想定したのは当然でしょうが、パワーはそんなにないとか足が早いとかぐらいで情報が少ない。実際の試合でどう支配するのかが見たかった。
 だから惜しむらくは対決シーンは全てすん止めで描かれた事です。年表形式でこうこう活躍したとするのも一つの手でしょう。が、この年表形式で肝心なところでモノローグなしという手法ではありとあらゆるスポーツを消費できるため、多用するのは信頼感をなくさせるような気がします。1回ぐらいガチンコ勝負の経過と結末を見たかった。その実力があるなら、ですがね。


 追記。エロは充実していて、特にののしられるのが好きなら至高のフェ○シーンがあります。

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