魔法少女推しの平凡な少女・うてなは悪の女幹部に変身させられて魔法少女と敵対することになった。最初は嫌々ながらだったが魔法少女との戦闘を重ねるにつれて、うてなの才能が開花していく――
ジャンルは魔法少女物のパロディにして、ちょいエロありのコメディ。
一読してのインプレッションは、性癖!、という感じ。
正直言って、大好きです。
大筋は、うてなと魔法少女の3人組とが戦い、戦闘中に嗜好が花開いていきます。
うてなの嗜好――推して愛している魔法少女たちを、イジメるのが好き。
スパンキング、Damsel in distress、電撃、くすぐり、etcetc。
最初は無自覚におっかなびっくり、次第に自覚的に攻める快楽に染まっていきます。
(kindle 1巻、No.26)
そしてですね、目覚めるのはうてなだけではなく、魔法少女たちもということで。
彼女たちも性的な色が強い攻めによって、新たな嗜好の扉を開きます。
――衆人環視で辱められるのが好き。
――縛られて嬲られるのが好き。
――殴り殴られるのが好き(!?)。
正義の魔法少女らしからぬ、少女の想いが育っていくことになります。
推しを攻めたいうてなと、攻められて開発される魔法少女だけど決して膝を屈せず、そんな負けずに挑みかかっている魔法少女を愛でたいうてな、と良い具合に噛み合って、大層幸せな車輪の回る調教空間になっていました。
白眉は2巻の最後に収録された第10話。
10話によって、このシリーズは天上へと達したと言っても過言ではありません。
正義感が一倍強く凛とした魔法少女・マジアアズール。彼女の問題点としては最近縛られて捕まる難易度が下がりに下がり、ちょろくなっていました。それにイラつきつつあるうてなに、縛られるのが癖になって弱くなった自分を顧みたマジアアズールが改めて克己するためにバトルに挑む――という展開。
このバトルの顛末がもう、とんでもなく素晴らしい。
どうしようもなく快楽に堕ちようとする魔法少女への責め苦として、これ以上ないぐらいにぞくぞくしました。
まだまだ完堕ち寸前が1人目であり、今後更にエスカレーションするのであれば――いやほんと読むのが楽しみです。
以上。良い変態作品でした。お薦めです。
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