Thief and Sword 感想

  • システムに関して

 本作は2人の女主人公の片方を選び、ゲームブック形式でゲームを進めていきます。舞台は題名から判る通りファンタジーの世界です。略せばT&Sかと。
 選択肢を選んで番号のふられたチャプターに飛ぶ、探索してアイテムを集めて装備する、イベントで該当スキルが必要になったらダイスを振り目標数字以上になったら成功など忠実に模倣されています。文章も意識してゲームブック文体にされています。
 敵と出会えば戦闘になりますが、Attack/defense時にそれぞれアイテムを選びます。そのアイテムごとに効果があるのですが、スピードとタイミングを合わせてクリックすることで数値が変動するようになっています。リズムゲーののりでですが、難易度はそこそこありました。アイテム毎に使用回数があるのも難度に拍車をかけていて、。特にHADAKAフラグ成立直後の戦闘においてフレイルで牢獄の番人と戦う場面はシビアでした。
 なおダイスは目押し出来るか出来ないかぐらいのぎりぎりの速さでしょう。


 そんな訳で1週目はさくさく進むという訳には行きません。しかし1度クリアすれば持ち越しスタートできるので2週目は楽になります。それに主人公を変えても基本的な流れは変わらないので片方で慣れておけば、もう片方では余裕でしょう。
 全クリするとおまけでアリーナモードが出るので、このゲームシステムが気に入った方はチャレンジしてみてはどうでしょうか。


 なおHADAKAフラグは好みでした。キャラクター状態を表す小窓で裸になり、戦闘場面では武器を構えてあっぴろげに股を開いたり、お尻を見せたりと、ああエロいゲームブックをやっているんだなあと実感が湧きます。安い感慨ですが、ここらへんのお約束を守る姿勢は大好きです。
 ふんどしや縞パンなどを装備したらグラフィックが変わるようになっていたら最高だったのですが。

  • エロに関して

 絵は何時ものように浅賀葵さんなので文句なし。


 ファンタジーで凌辱ということで、スライムを筆頭にモンスターによる異種姦が半分以上占めています。メーカーの今までの傾向は変わっておらず、強気な女性が嫌々やられ、感じながらも反抗するというエロばかりです。そのために買っているのですから、是非ともその傾向をいつまでも貫いて欲しいですねー
 なお注文としては、猿にやられた後に温泉の中で後始末するCG/シーンがかなりエロティックだったので、回想に含めて貰いたかったです。
 スカがないのはかなり残念でした。恒例に近かったパンツ内お漏らしさえ無いですし、無くしていく方針なのでしょうかね。

  • メーカーに関して

 前作・姫巫女・繊月における単語クリックといい、単純なバッドエンド凌辱型紙芝居に陥らず、何とか工夫を凝らそうとしている印象を受けます。ことここにいたっては、その心意気は全力で受け取ります。今後も浅賀葵さんの絵で凌辱をやって、奇妙なゲームシステムを続けていって下さい。応援してます。


 以上。ゲームブックが好きでファンタジー凌辱が好きなら買いでしょう。

  • Link

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