Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー 雑感

 パルパティーンの企みによりジェダイの組織・ジェダイ・オーダーは壊滅した。ジェダイの見習いだったカル・ケスティスは弾圧から一人逃れて惑星ブラッカに隠れ住んでいたが、仲間を救うためにフォースを使い、帝国に追われることになった。逃避行はやがてジェダイ・オーダー再建の旅となる――

 時系列は「エピソード3/シスの復讐」直後(参考)の3Dアクション。
 サブジャンルとしてはソウルライク。オリジナルキャラを操って惑星をめぐってマップを解放していくのですが、難易度は高く何度も死んでポイントから何度も蘇って攻略を進めていくことになります。まさかスターウォーズでソウルライクとはと思ったのですが、意外に食い合わせが良くさらに驚きました。

 いや初めに言っておくと欠点はそれなりにあるんですよ。
 惑星をなんども行ったり来たりして同じマップを2度3度通る仕様はともかく移動にファストトラベルと省略という概念が無いので攻略後に母艦に帰るのにマップをきっちりと逆走しないといけないのが結構面倒だったり、カメラワークが偶にダメになるとか、ボス戦がどれもある程度削ったらムービーが流れてイベント戦のように決着するので食い足りないとか、ラストのマップが単純なのとシナリオで最後の盛り上がりに欠け(ダースベイダーが出たにも関わらず!!)て蛇尾で残念だったとか。そもそも進んでいくのにフォースの力を使ってマップのパズルを解かないといけないといけないアクションアドベンチャーさに今一つ面白くはないことが多いとか。

 しかしマイナスを並べてもこのゲームの唯一無二の魅力を損なうものではありません。
 本作、ジェダイの騎士ゲーとして大正解なのです。

 引き寄せと押す力と二段ジャンプと壁走りを駆使した移動。
 


 ライトセーバーでビームをはじき返し、
 
 ライトセーバーでチャンバラする。
 
 
 
 また主人公は敵を倒したりミッションをクリアして経験値を溜めていくとスキルを解放出来るようになりアクションの選択肢が増えていくのですが、それとはまったく別になんにも戦闘に寄与しないカスタマイズの要素としてライトセーバーの外見を弄れます。ライトセーバーの光とかボタンとかグリップとか。そうしてライトセーバーを整備し終えて、光を出して満足げに頷くときジェダイの騎士だなあという実感が毎度湧くんですよね、ほんと。

 あとBDユニットのBD-1が可愛くて最高。

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 そんなこんなでゲーム全体では欠点があるにせよ、ジェダイの騎士として振る舞うアクションゲーとしては完成度がかなり高く、非常に満足でした。


 なおこの作品の蘇りを理屈付けようとしたら、ホロクロン入手時に見せられたありえた未来のように死んだ/失敗した未来を見た(プレイした)けれども最終的には生き抜いた正解(プレイ)によって無かったことにする、となるでしょうか。


 以上。兎にも角にもジェダイの騎士のアクションを楽しみたいならこれしかないというぐらいにオススメ。続編も予定されているらしいので楽しみですね。

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 HP-「Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー™」 - Star Wars™アクション・アドベンチャーゲーム最新作 - EA公式サイト