エーデルヴァイス 雑感

 プレイしたのは1年近く前。Twitter上で人に推薦する場面があったので、丁度いい機会と思い、死蔵していた感想をちょろっと書き直してみました。
 

  • 感想

 時代を大正に置き、女性視点という探偵物。エロゲ媒体でしか語られない質の物語を生み出そうという心意気は感じましたがいかんせん地味。売れるはずのない作品で、発売された瞬間からニッチに生息するエロゲ-マー好み一直線が目に見えていたことでしょう。
 当然のごとくニッチ好きな私としてはまことにもって堪能しました。


 評価としては惜しいなあという感じ。終盤直前までは傑作でした。
 欠けた所がある渇いた女性の内面描写が探偵物といううってつけの殻を通して見事にされていて、時代の波に急かされているようであり妙に停滞した大正時代の描写とマッチしていました。つまりプレイしながら視点人物の心に迫っていくことになるのですが、視点人物は充分魅力のある女性となっています。銃をぶっ放す和風美女が大好きという方がいるならさぞ気に入ることでしょう。


 エロは雰囲気重視。淫靡な絵と合わせて短いながらなかなか。
 音楽は良質でした。詳しいことはここを参照。


 以上。

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