Rise Arisen ~ライズ、アライズン~ 雑感

 魔族により大半の地域を占領され、魔族を増やすための母胎扱いされるようになった時代における人間の反乱を描くエロSRPG
 基本システムはオーソドックスです。

 しかしそこは当方丸宝堂作品。
 作品紹介ページで高らかに謳いあげているように、SRPGで敗北した女性キャラの扱いにおいて酸鼻を極めます。
 異種姦、そして妊娠、出産――そこに容赦はありません。
 それぞれ魔族に対して恨みや戦う意思を持った戦う女キャラがおもちゃになる孕み袋としか扱われなくなります。

【ケートゥ】(こんなの…………こんなの、あんまりだ。
       あんまりだぁああぁあぁあ……ッッッ!!!)
 (出産・15回未満)

 こんな筈ではなかった、と凌辱当初は混乱と拒絶がメインです。
 そして何度繰り返されても、負けて、何度打ちのめされても、心は折れず、堕ちきることはありません。
 しかし過程で身体はだらしなく変容していき、その自分でコントロールできない身体の反応に絶望は深まっていきます。

【ケートゥ】ひぐ……………たすかり、助かりたい。
      こんな地獄、抜け出したい…………
      でも、助かりたくない…………ッ!
 (出産・30回以上)

 ここで設定として振るっているのが、負けて連れ去られた先は時間の流れが外と比べて早いことです。囚われた場所からの救出は容易いのですが、彼女たちが経験した日々の長さに愕然とすることになります。何十年、何百年も、繰り返していたのだ、と。

 この救出のシステムで、更に当方丸宝堂作品ならではの性癖が満たされていました。
 ユニットは救出されて戦線に復帰するのですが、敵からは負けて何十匹も産んだ母胎なのだと広く知られており、そのことで下に見られ大いに屈辱を味わいます。
 またあの絶望的な状況から見事に復活した後にも、また敗北すれば再び地獄に舞い戻りますし、繰り返すたびに否応なしに慣れていってしまうのです。
 再敗北というシチュが大好きなのでにこにこしてしまいますね。

 落穂ひろい。
 ・両面から異種姦になっているという人種設定を含め、シリーズを通してダークファンタジーとしての世界観は良く出来ていました。
 ・ヒロインたちに限らず有象無象の数を産んでぼこぼこ増えていく魔族を表すように、1面の敵のユニット数は多いです。あるヒロインが回数制限ありで使う全体魔法で上手く処理していくのは世界観に合っていて、楽しかったですね。
 ・都合5回程度ぐらい負ければ、武器とレベルがインフレするので、エロを回収する上では戦闘にストレスはありませんでした。一度も負けないように戦うと、そこそこ歯答えがあると思います。


 以上。楽しめました。趣向が自分に合うサークルですので、今後も期待しています。

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 <同サークル既作感想>
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