エロゲノベライズの良作

 と上げれるほど網羅的に読んではいませんが、とりあえずリストアップしてみました。


1.OrangePocketノベルズ(著:神尾 丈治)
 幼少時代を丁寧に描写し、友情・恋愛を通してキャラクタが成長していることが感じられる芳醇な青春物に叩き直されています。あえて難点を上げるなら本編より面白い点でしょう。


2.ONEノベルズ(著:館山緑
 ヒロイン視点にして、置いていかれる痛切さに重点を置いています。ゲームから小説へ方式を転換しながら、なおかつゲームの雰囲気を伝えていますし、名作と言っていいんじゃないかと。あと意味がやや変なものの表紙の英語の並びは美しかったですね。


3.終末の過ごし方(著:清水マリコ)
 ゲーム本編では重ならないストーリーを説得力のある1編の物語にとして紡ぎ、なおかつ音楽・映像を抜きに雰囲気を伝えているのですから良作にならないはずがありません。加えて本編において最良の要素であったと著者自身が認めるとある“語り”をあえて抑制したと後書きで述べることで、プレイしていない人に対して興味を湧き立てる工夫もしています。


4.SHUFFLE!ノベルズ(著:小形 聖史)
 序盤はライトノベル的に結構面白いのですが、後半ぐだぐだになるのが残念。