エルデンリング 雑感

 フロムの新作で、オープンフィールドで、G・R・R・マーティンがベースの神話を書いた――と聴いて興奮しないはずがなく。発表されてから全裸待機して幾星霜、とうとう2022年2月25日に発売されました。
 その1週間前にPS5の抽選販売が当たって購入出来たという僥倖にも恵まれ(なんどヤマダとビックカメラとゲオなどに申し込んだことか)、発売日当日から喜び勇んでプレイに臨みました。
 そしてほぼ一か月が経ち、ようやく1周目が終わった次第です。
 1周目の総プレイ時間は117時間10分(ラスボス撃破時のLV152)であり、この一か月は目一杯楽しませてもらいました。
 楽しみにしていたゲームを想像以上に楽しめた――ということの幸せさに勝るものはなかなかありませんので、本当にありがたいことです。

 さて、ゲーム内容に関しては今更自分がごちゃごちゃ述べるのもなんなのですが、簡単に触れてみます。



 エルデの王となるがよい

 褪せ人として狭間の地を巡り、砕けたエルデンリングを修復し、エルデの王となるのが目的となっています。
 どのように修復するのか、どのように統べるのか、様々なNPCのイベントをこなして己の運命を見つけて最後に選択することになります(や、実のところ別にこなさなくてもクリアは出来るのですが)。
  曰く、・・・お前が、私の王だったのだな。
  曰く、お前には、お前の使命があり、エルデの王になるのだから。
  曰く、あんたは、儂の王だ。
 王になることが期待され、崇められると、これまでの作品以上にヒロイックな展開でした。特に皆々、悲劇的な結末を辿る一歩手前でそう嬉しそうに語りかけてくるので、より望まれているのが際立つ印象でした。
 相変わらずちょっとした台詞回しや武器やアイテムのフレーバーテキストがイケてるのと合わせ、世界に浸れ、モチベーションが湧きました。
 その上ですべてを燃やし尽くすのもまた一興ということではあるのでしょう、きっと。


 アクションはソウルシリーズの正当進化であり、オープンフィールドで数多のダンジョンや中・大ボスが揃えられており、攻略法と攻略場所はより取り見取り。
 ソロでも遺灰を使えば味方ありの戦闘が出来ますし、戦技はダメージソースとしてかなり優秀なものがあって、難易度は下げようと思えばかなり下げられます。
 ただ最後に撃破やクリアに物を言うのはプレイヤのスキル――何を使って、何を縛るのかも含めて――というのがアクションゲームとして面白いところでもあり、悩ましいところでもありました。やはりこう、倒せん!!とか、ふざけんな!!!とか、叫んだり、ベッドの上でじたばたするのも、フロムゲーの楽しみ方の一つなので。
 言うまでもなくロケーションの美しさと、ボスのビジュアル、戦技を筆頭としたアクションの格好良さは眼福でしたし、BGMも最高にレベルが高く(祖霊戦とか最高でした)、総合的に盛り上げてくれるので、多幸感が高まる高まる。
 文句は――英雄墓のチャリオットはふざけんなとか、ジャンプで狭い足場を何度も移動するアスレチックはしんどいとか。あと狭い場所ででかいボスと合わせる(聖樹の爛れた樹霊!)のと、広い場所で逃げるように転移するボス(ラスボス!!!)は勘弁して欲しかったですね。

 自分のプレイとしては、1周目は前半は技量を上げて猟犬の長牙(+無理だと思ったら霜踏み)、後半は神秘を上げて屍山血河をメインで使いました。2周目は魔法メインで行こうかなと思っています(1周目でも無理ぽと思ったら生まれ直して純魔に振ってアステールメテオを降らしていました)。


 以上。言うまでもなく傑作でした。
 なおメディア展開するならラニの人形待ってます。

  • Link

 OHP-ELDEN RING | エルデンリング

 


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