- 感想
傑作『パンドラの夢』と怪作『パペットプリンセス』を既にやられた方なら説明がいらないだろう、小野寺の血。
この物語はその血脈と等価交換による願いの成就を約束する悪魔とが出会ったことから始まります。
で、終えて思ったのですが、組み合わせが絶妙でした。繰り返すが同じではない世界で等価交換を問うこと/問われることは、悪魔にとってはゲームに/登場人物(特に木花と櫻乃)にとっては救いとなっています。
ループに意味があり、ゴールが1つである構造が美しかった。パンドラの夢もそうなのですが、一本道としてのループという手腕をこのメーカーは使います。洗練させ続ければ凄いものが出来そうなので、最後で示唆される小野寺サーガの続きを心して待ちたいと思います。
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OHP-ぱじゃまソフト