メカと人間のバディって燃えるよね――という要素を詰めに詰め込んだ漫画。
偽装スキンをつけたロボットの母親に育てられた子供が母子で組んで傭兵をしたり、自立型狙撃銃と合体して街の平和を守る少女だったり、『泣き女』と呼ばれる伝説のパイロットがかつて戦場を共にかけたサポートAIと余生を過ごしていたり、アンドロイドのお嬢様を人間のメイドが守ったり。
こういうのイイという関係性が画の抜群に見栄えする構図と合わさり、めたくそ面白く読めました。
(kindle No.45)
そして本作は役者が揃った――という大きな物語の序章としての面も持ちます。メカと人が入り乱れる街にヴィランが襲ってくる、彼らは守りたいものを守れるのか、と。
キャラ立ちさせてからのそれなので、間違いなく面白いストーリーが展開されると信じて待ちたいところ。
なお余談ですが、この作者はtwitter上に落書きでメカ以外にも様々なショートストーリーを上げられています。芸術的な悪落ちを目指す目玉をメインとした魔王軍洗脳支部が筆頭に上がりますが、個人的にはロボのエルフを改造してエルフの王国に仕立て上げついにはTS転生した王様の話が好きですね。
エルフを求めて pic.twitter.com/s5EYt90vUQ
— 加藤拓弐@『メカニカル バディ ユニバース』発売中‼️ (@isiyumi) 2020年8月22日
エルフに憧れて pic.twitter.com/SHAf9tll0y
— 加藤拓弐@『メカニカル バディ ユニバース』発売中‼️ (@isiyumi) 2020年11月21日
ショートストーリー集はいずれ書籍でまとめて欲しいですね。
以上。ガンガンでの今後の連載に期待しています。
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