日本SF短篇50 Iに関するつぶやきまとめ

日本SF短編50 1購入2013-02-23
18:45:11
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日本SF短編50v1「墓碑銘二〇〇七年」読了。0。優秀な宇宙飛行士は総勢7名の探検隊の一員として木星へ向かい、事故に巻き込まれる――。優秀が故に孤独になり、孤独だからこそ過酷な状況に追い込まれる。SFでしか作り得ないシチュエーションで成立した格好良いハードボイルドだった。2013-02-24
01:41:19
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日本SF短編50v1「退魔戦記」読了。0。ラテックス紙に文字を焼き付けるようにして書かれた書物は鎌倉時代の僧が元寇について記した物だった――。オルタネイト・ヒストリー物+戦記物として、スタンダードな出来。2013-02-24
12:14:54
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日本SF短編50v1「ハイウェイ惑星」読了。+1。惑星開発コンサルタント社の調査員がハイウェイの張り巡らされた惑星に降り、そこで異形の生物に出会うーー。異星と異生物の描写として密度は薄いけど、シンプルが故の絵的な見事さがあった。2013-02-26
23:44:39
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日本SF短編50v1「魔法つかいの夏」読了。+1。戦時の日本、一度予知能力を喪った中学生は力を取り戻す為に彼女を求めたーー。戦時のままならない学生時代の描写は瑞々しく、かつて喪った物といま喪う物の、それぞれの代償に対する釣り合いの取れてない落ち着かなさが奇妙な味わいになっていた。2013-03-02
17:02:15
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SF的には兎も角奇妙な短編として名作だと思う。2013-03-02
17:03:01
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日本SF短編50v1「鍵」読了。+1。星新一の名作。多分年齢ごとに感想が違うのだろう。2013-03-02
17:12:15
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日本SF短編50v1「過去への電話」読了。-1。生活と文芸に関して大時代的で今だとギャグにしかならないし、オチを含め予定調和。けど今抜け殻のような人に過去について聞くという"過去への電話"の企画は面白い。2013-03-03
13:17:22
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日本SF短編50v1「OH! WHEN THE MARTIANS GO MARCHIN' IN」読了。0。かの有名なウェルズのあれを日本でもやってみたという短編。古いけど、良い感じに過去を感じられるので良し2013-03-03
13:21:22
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日本SF短編50v1「大いなる正午」読了。+1。ワイドスクリーンバロックニーチェを超アゲアゲなテンションで書いている。小松左京とか、そういう時代だなあと。2013-03-03
18:11:02
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面白いかどうかだと、うんどうかなあと。ちょっと鈍重。今から見てしまうと巨大な知性体との会話にセンスがない。2013-03-03
18:14:07
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日本SF短編50v1「およね平吉時穴道行」読了。+1。山東京伝に心酔する広告制作者が1748年から200年以上に渡って書かれた日記を手に入れたことから時の歪みに触れていく――。半村良らしく、隣に居る人やほんの少し縁が出来た人の主いもしれなかった壮大な背景が驚きと共に明かされていく2013-03-03
23:58:43
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「月と葦 浮いたばかりの 土左衛門」という句から、江戸時代で浮世絵が流行った天明の頃と現代の広告業界とが混じり合っていく、曰く言いがたい幻惑さは流石。締めのそういうことだったのかと膝を叩かせる鮮やかな落とし方も見事。2013-03-04
00:03:29
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短編のために前半の天明時代の描写が説明書き過ぎる欠点があるけど、それを鑑みてもなお傑作だった2013-03-04
00:03:32
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日本SF短編50v1「おれに関する噂」読了。-1。凡人の会社員が突如として大々的に報道されるようになった――。筒井康隆らしいシゾめいた妄想を熱量高く書いている。面白くはないけれども、これはこれで一時代の作品なのだろう2013-03-04
00:06:13
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以上で日本SF短編50v1読了。50周年に合わせて、1年ごとに1短編選んでいくというアンソロジーなのだけど、第1回の1963-1972を読んだ限りでは、選び方に文句の付け様はほぼないと思う。質と時代の同時性とのバランスを取りながら、外してはならない作家を選んでいる。2013-03-04
00:09:21
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これは大傑作だ!と興奮するのは無かったけど、粒ぞろいだった。「およね平吉時穴道行」「鍵」「魔法つかいの夏」あたりが好き2013-03-04
00:10:44
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