夏神 感想

 書ききれていない所があるので訂正するかもしれません。
 1/31に最後の文章を修正。

  • 感想

 グッドなら純愛に、バッドなら凌辱に行く普通のエロゲ伝奇と考えていた甘い私に乾杯。
 2ルート終わった後、メインヒロインぽい娘を否定してある娘を選び少しすると唐突にKanon効果が炸裂し、そこからドキドキのどんでん返しが披露されます。詳しい事は言いませんが(他の方の感想にきっと書かれていることでしょう)、純愛と凌辱とを両立する方法として最も怠惰な手でした。
 ただでさえ純愛ルートの展開が下手糞な上で(具体的には佳沙ルートで媛神の儀式を妨害した結果の軽さとか)、ああいう締め方をされると、援護のしようがなくお手上げでした。


 そもそも恋愛と凌辱とを同時にゲームで表現する意義を思うと、一見似ている「瀬里奈」と比べると落差が目立ちました。あの作品が傑作たりえたのは瀬里奈というヒロインを確立したことにありました。そのため凌辱されている時でさえ瀬里奈という存在から崩れず、寝取られとかそういう面での興奮の提供とは別に、恋愛ルートとは違う側面を描くように機能していました。
 対して夏神ではヒロインに愛着を持たせるような深い描写がされていないため、凌辱はキャラクタ性と無縁であり、単なるエロ補充でした。まあいつものかぐやと言ってしまえばそうですし、これはこれで必要なのですが、同時に書かなくともいいレベルです。稀有なことに同時に書く必要性を持っていた「瀬里奈」と似させられているからこそ、そのように思います。
 

 絵はM&Mなのでエロエロしくて良いのですが、真正面からの顔が微妙でした。音楽ではOP曲「みだれ髪」がこぶしの効いた変り種で気に入りました。


 以上。エロくはありました。


追記
 『夏神』は人体に対してこんなにも危険!!!!!! メディオ!グッズ&特典担当の「担当ブログ」
 吹いたのでリンク。こういう愛し方は好きです。どれに当てはまるかは……まあ聞きたくないでしょう。

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 OHP-アトリエかぐや
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