C87時期購入同人誌感想まとめ１

新刊でないのも混じっていると思います。

「虚ろの海の鎮守府1」を読了。金剛が珈琲を出して秘書艦から変更されかけて珈琲の作り方を叩き込まれる話。前半の艦むすへの聴取で鎮守府と提督との関係を書いて、その上で紛れ込んだかもしれないスパイ探索と送り込んだ何かとの曖昧模糊とした戦いに移る構成が良い。

要は深海棲艦なのだけど、浸透の仕方と戦いの砲撃戦以外の在り方として今後も期待。神林長平と伊藤計劃との要素をマイルドにして艦これと融合させてる。まだ敵対関係が甘いというか、恐らく浸透していたのはあれ一人ではないと進むにちがいないので続きに期待

誰がトロイの木馬かはバレバレではあるけど、隠そうとしてないから良いかな。

永遠のアセリアファンタズマゴリア・スピリットガイド3のキャラ紹介読んだ。永遠戦争編ーーつまりは永遠のアセリアのゲームの世界の紹介なのだけど、もう未来は既知のもので、どのように成長し何を喪って行くかはわかっている。しかしそこにいたる未熟さの改めての言説化が内包する魅力は強かった

しかしゲームだと碧光陰って生き返ったかな。

「愛人契約 ROYALGUARD×PRINCESS」を読了。バス停シャワーの新作。中年オヤジによる調教。激しこ。

いろはに浪漫読了。艦これ総集編。全体的に面白くなかった

「秘書艦磯風の解答」読了。司令を観たものはいない・秘書艦に選ばれた艦娘は解体されるという噂がある――この2つの真相と、磯風に突き付けられた一つの問いの答えは？　全体の発想は悪くないけど、書き方が今一つで面白くなくなっている。

「眠り姫」読了。アイマス劇場版の劇中作の漫画化。なかなか良い

活動漫画屋の新作「あまいしる」終了。コーヒーハウスで美女と美少女とが砂糖と珈琲を前に、その歴史から始まる搾取と被搾取にとらわれた世界を舌にのせる――という感じ。物凄い優美な人物絵なのだけど、重苦しい話で終始しながらよくわかんない官能で終わるというちょっと形容しがたい読後感だった

モバマス本「Re:birth」読了。凛が主人公でデビュー前の何者でもない焦燥を描く。胸に迫る

ラブライブ本「わたしたちの青春」読了。裏方を担当していた3人の少女から観たμsと、彼女たちの物語。一歩オリジナルに踏み込んだ瞬間の世界の広がり具合に感動した。

艦これ本「吹雪とはじめる」読了。初期艦候補に選ばれようと吹雪ががんばる話。吹雪が可愛いので良い

ラブライブ本「ラブライブリンガー！」読了。真姫の右目が疼く時世界がどんどん悪く裏返るホラーかつファンの暴走を告発した内容。各要素がいまいちまとまりきってないし、オチも投げっぱなしだけど、絵が上手いせいか、作品として成り立っているようないないような。

艦これ同人誌「おかえりイリーバシルシップ」読了。不運を謳われる提督の鎮守府で長門は配属されてすぐに秘書艦に任命された――。轟沈および同じ機体の艦娘の関係性については捻ればよい物語が生まれるなと。絵は良いし、話も面白いし、良い出来

こわれたまほ読んだ。いやー、これはちょっと

魔理沙と僕読了。霖之助×魔理沙。互いに好き合っていることを回りくどく確認していく。恋愛関係の過程が好きなら楽しめるかもしれないけど、どうにも漫画としては面白くないかな

艦これ同人誌「ボクの鳳翔さん」読了。幼年?青年提督×鳳翔。こういうのは好みなので好きとしか言えない。多分最期は見せなくてもいいところで、でもきっと幸せに終わったのではないかと

艦これ同人誌「欠陥少女の幸福論」読了。提督×時雨本。史実と絡めるんだけど、いまひとつ。

艦これ同人誌「北上さんdiary」読了。北上×大井本。大井が妄想日記を書く話。絵が今一つだけど面白かった。色々とダメな大井をさらっと受け止める北上が良い。

艦これ同人誌「Broken Promise」読了。北上←大井→提督←北上→大井みたいな三角関係。これは非常に良かった。大好きな北上に提督が好きでしょうとライトに問い詰められて泣く大井が可愛い。

艦これ同人誌「ある大井と北上の記録」読了。一見、今の北上に昔の北上を重ねているように見える大井だけども――。艦娘が日記により記録を引き継ぐ構成で生まれたねじれた関係と、結びなおされた関係、いずれも非常に甘美だった。良い出来。

ラブライブ本「これが僕たちの軌跡」読了。ラブライブ同人誌の総集編。かなりの高レベル。キャラクタのそれぞれの感情に全くの違和感がない。互いにこう思っていているのだろう、ここが引っかかっているのだろうというところが極めて自然。