中心のネタぽい瑛里華の正体（吸血鬼）が判る序盤までプレイできます。
日常シーンはそれなりに楽しげで、キャラ萌えもあり、学園物としての品質は水準以上ありそうでした。特に男の友人に位置するだろう司との最初の距離間は良かったです。
シナリオとしては、主人公の過去に隠されているものは何か、吸血鬼が気に入る血の条件は何か、“あの方”という裏の支配者的な存在の意味は、などが後々関わってきそうです。配当高そうな予想として過去に吸血鬼によって記憶を消されているを挙げておきます。
個人的な期待要素としては、伊織の吸血鬼の論理（日常で相手する人間以外食料という差別）と会長職での対人折衝の仕方との乖離があります。生粋の吸血鬼か、或いは感染したかとからめて、コミュニケートを通しての変遷が書かれれば私好みの変なシナリオが出来そうかも。最後の辺りの主人公の違和感にそれが含まれるならひょっとしたらと思いますが、そういう会社ではないので、私の妄想として受け止めてください。
絵は相変わらず可愛く良い感じ。システムは重めでした。
以上。そもそもシナリオを求める会社ではないですし、体験版をやって見ても期待が高まる訳でもなかったため、値崩れを待って買う予定です。
