料理をするのが趣味で大量に作りたいけど消費するあてがなくてなかんか作れない野本さん。マンションの2つ隣の春日さんが大量に食べられるとひょんなことから知って、ご飯を作って食べさせるために声をかける――
という食事を扱った日常物の漫画。
題名通りの作りたい女性と食べる女性との奇跡のような出会いとそこから関係性が進んでいくのですが、それがほんとうに非常にキュートでした。
野本さんは作れてハッピー、がっつり食べてくれるのを見れてハッピー。
春日さんはがっつり食べられてハッピー、作ってくれてハッピー（もちろん食費は出す）。
（1巻、kindle No.29）
そして一緒に買い物して、一緒に作って、一緒に食べて、互いに居心地が良くなっていく。ままならなさとかどうしようもなさとかしがらみとかでへこんだり辛い時もあるけれど、それでも食べて――生きていく。
彼女たちの幸せを目の当たりにするこの読書もまた幸せでした。
加えてじんわりと女性同士の愛が進んでいくのも、じたじたと悶える美味しいものでした。
以上。ちょう好きな漫画となりました。お勧め。
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