長門有希ちゃんの消失 第7話 感想

 第1〜6話の感想はこちら

 
 第7話では改変有希が文芸部を立ち上げるまでと、そこに改変ハルヒが関わった経緯が書かれていました。本作の改変ハルヒは外見こそ本編と同じなのですが、プレビューマガジンのノリのまま明るい雰囲気のキャラクタでした。自分がやりたい事に対して貪欲であり、見知らぬ人の手を借りることに躊躇しない姿を見せることで、有希に前向きにあることを教えます。“にっ”というハルヒの良い感じの追い求める表情を含め、成長物として盛り上がりました。
 はっきり言って第1〜6話で個人的に盛り上がりまくった妄想は灰燼に帰してしまったのですが、まあ妄想は妄想です。普通に可愛い娘である消失有希と初めから明るい改変ハルヒとが出会って仲良くなる――という本作の流れは素直で王道です。それにハルヒキョンが出会うことになりましたし、より騒がしい学生生活を過ごすことになりそうであり、また三角関係でごちゃごちゃしそうです。面白そうなので今後にも期待しています。


 ……ほんの少しだけ、原作との差異が物語の謎として根幹にあると言う妄想に対して未練があるのですがねー。……中二病乙ということで。


 以上、相変わらず面白かったです。単行本が2/4に発売されるので改めてお薦めします。