WHITE ALBUM2 幸せの向こう側 introductory chapter 雑感

  ※いつにもましてポエムなので注意。

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 この章をプレイするのはPC版から数えると10数回となります。ICを初めてプレイしてから6年近くとなり、その間にCCが発売され、コンシューマ版が出ました。その全てを購入し、購入するたびごとにICを繰り返していました。
 それだけ好きですし、それだけ足踏みしていた、とも言えます。
 以前に書いた感想はこれ>WHITE ALBUM2 〜introductory chapter〜 感想 - ここにいないのは 。
 拙文でこう書きました。"補われるのは1週目よりキツイどうしようもなさであり、そのどうしようもなさを更に裏付けしている感情を少なくともプレイヤは知るべきでしょう。全てが終わった時に、報いが来た時に、彼女たちが過ぎて行った今=過去を笑ってしまえるのを心待ちにするために。
 そして我ながら驚くことに、未だ全てを終わらすこと=全てのヒロインとの全てのエンディングを見ることを叶えていません。
 決して嫌いなわけでも、退屈で進められないわけでもありません。CCならば全ヒロインをクリアするのは余裕ですし、どのルートも非常に心動かされ、WHITE ALBUM2 という作品の一部として存分に楽しみました。それにICからCCを超え、苦難を乗り越えてとうとう雪菜と結ばれるのには何の異論もありません。あそこでこの物語は終わっていれば、目出度し目出度し、綺麗に終わったと満足して――忘却していた可能性があります。
 ただ幸いなことにそんな簡単にはことは行きませんでした。
 coda:結末の章に至り、再度苦難を乗り越えて選んだ雪菜といったん蚊帳の外になっていたかずさとを選び直す必要に迫られます。


 ――困ったことに、何年経っても、何回経っても、どうしても、冬馬かずさを選ばないという選択を出来ないのです。


 冬馬かずさという信じらんないぐらい乙女な少女が選択肢に上った時にパートナーとして選ばない想像がしたくないとも言えます。
 この感情の始まりは何気ない茶番、学生時代にちょっとしたジョークを言うシーン。

 自分でも何故このシーンでと疑問なのですが、この場面でかずさというキャラクタが心の奥底に住み付いてしまいました。
 どれだけプレイを繰り返しても、ここで得るときめきは残念なことに全く色褪せません。
 初めてこの場面をプレイした瞬間、きっとある意味恋をしていたのでしょう。


 しかしそれではWHITE ALBUM2を終わらすことが出来ません。
 6年目、何度目かもう覚えていないけど、今度こそ雪菜を選ばせてくれ――という感じでCC、codaを進めていきます。


 以上。雪菜エンドに到達できますように。

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