これまで電子書籍はKindle一択にしており、読む端末はiPhoneかiPad mini Retinaでした。しかしバッテリーをそれなりに食うことからiPhoneでは長時間読書に向かず、漫画はPad mini Retinaがベストマッチしているものの小説にはちょいと大きいかなと思っていました。
Kindleの端末は新しいものが出るたびに気にしてはおり、3Gが初めて搭載された折りにKindle Paperwhite 3G (第5世代)を買ってみたこともあります。しかし画面更新のちらちきがかなり気に障り、文字の輪郭がややぼんやりとしているものいまいちで、うっちゃってしまいました。Voyageが出た時には解像度300ppi!これだ!と思ったものの、2万円overかつ周辺機器込みで3万に行くのはちょっとなあと手を出しかねていました。
しかしとうとう2015年6月末に解像度300ppiのPaperwhiteが出ることになり、これは行くしかないと買ってみた次第です。使用して20日間になり、感想をちょろっと書いてみます。
- 購入した種類
キャンペーン情報あるなしでは2000円の差です。キャンペーン情報あると待機から戻る際にボタンを押して待機状態を解除しその上で広告を動作で仕舞うと聞き、その二度手間はねーすわと、「なし」にしました。
接続方法で3Gあるなしでは5200円の差です。3Gの利点はWIFIがない場所でも本をDL出来、読書情報を同期出来ることでしょう。"何処でも本をDL出来る"という利点は惹かれるものがあり、けっこう悩みました。しかし使用方法を予想してみると、家で本をDLし、読書情報を同期し、外ではバッテリーを長持ちさせるために基本は機内モードにする予定でした。だとすればWIFIのみで事足り、それ以外でネットにつないであれやこれやするのは余程ない――少なくとも5000円分のメリットはないかなと考え、3Gはつけないことにしました。
この選択で値段は16280円であり、プライム会員限定の4000円クーポンを計算に入れると、12280円となります。電子書籍のみに用いる端末としては許容範囲内でしょう。
- 目的
白黒・容量4GB・更新が早くなっても絵は流石に時間がかかるだろう――ということから、小説読書用のみに用いるつもりでした。というかスペックの常識的に考えて漫画には不適当な端末でしょう。
- 使用感想
良かった点:1.文字が綺麗
2.画面更新のちらつきは気にならないレベル
3.持ち運びしやすい
4.バッテリーの持ちが良い
1.文字はかなりくっきりしています。フォントも問題なく、長時間文字を追っていても不快になりません。
2.性質上、画面更新時に一旦消えてから描出されるまで感知できるラグがあるのは仕方がありませんが、2012年度と比べて速くなっており、読書時に集中していても特に気になりませんでした。
3.片手で持つには軽さと言い、重さと言い、これぐらいが良いかなと思います。
4,外出時機内モードにし、明るさを適宜調節するならと担保がありますが、1日2時間弱使用して、7〜10日ぐらいは持つ印象です。
ひっくるめると、持ち運びして電子書籍の小説を読むにはグッドな端末です。
気になった点:1.画面更新で画面をタッチせねばならず指が視界に入るのが気になる。
2.UIがいまいち。
1.コンパクトな弊害でしょう。ペゼルタッチでページ送りが出来れば良いんですが流石にそれは求め過ぎと解っています。文字と余白の調節でほぼ気にならないレベルにはできます。
2.クラウドと端末がシームレスなのはいいですが、視認性が今一つです。コレクションから全DL出来なかったり痒いところが今一つなのもちょっとマイナスです。動作が遅いせいで間違った動作をしてしまったり、二重に押してしまうのは致し方ないでしょう。
まあ、この2点は贅沢なのかもしれません。
- アクセサリ
折角軽い端末なのであまり重いものをつけたくありませんでした。
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このInateckのカバーですが、デザインはシックで好みですし、全然重くなく、開くと待機状態から戻るマグネットタイプのカバーと、自分の要求をすべてクリアしており、かなり満足しています。
- Web小説読書用
AozoraEpub3 Wiki - AozoraEpub3 - 青空文庫ePub3変換を使用してmobiファイルを作成し、端末で読むのはかなり捗りますね。
- まとめ
以上、買って良かったです。
電子書籍がKindleメインであり、まだ端末を持っておらず、買うかどうか迷っているなら、お薦めします。