- 初めに
まずは私のマリオにまつわる昔話から。
マリオにはSFCのスーパーマリオワールドから入りました。てってけ走り、上へ横へジャンプしたり、ブロックを足場にしたり壊したり、土管に潜りツタを登るだけで隠された場所に移るなどの判りやすい移動方法。敵を倒すのも踏むか何かを投げるかだけ。明快なアクションと整理されて奥深いフィールド――嵌るには充分な遊び場でした。
以降、当然のようにマリオカートにどっぷりとはまり込み、スーパーマリオRPGをやりこみました。まあ幸せな記憶だったといって言いでしょう。しかしスポーツ系とかミニゲーム集とかにマリオと名付けて出す展開はさっぱり興味が持てず離れようとしていました。新機種で3Dのマリオが出るよ!と宣伝された時もメジャータイトルだし取り敢えずやってみるかとほぼ惰性で手に取るような状況でした。
そのように若干低いテンションでスーパーマリオ64に出会ったのですが、ところがどっこい。とんでもない面白さに吹っ飛ばされました。アクションとしてやっていることはいつものマリオと変わりありません。走って、ジャンプして、踏んで、投げる、或いは泳いだり。それらのアクションを3Dのフィールドでやるのが無闇矢鱈に楽しかったですね。加えてフィールドも3Dにフィットして凝りに凝っていて、仕掛けも細かく、ここには何があって、何をすれば良いのだろうという発見と謎解きを豊潤に含んだ奥行きの広さがありました。それにステージ選択/無人の城の壁にかかった絵に飛び込んで、新たなフィールドに向かうそれはワクワク感が増しに増す在り方でした。ステージではない城も仕掛けがふんだんに施されていて、何があるか走りまわって潜りまくったのも良い思い出です。
――と思う存分楽しませてもらいました。まあ楽しみまくったせいか、マリオ的なアクションから離れて以後はRPG等に向かうのですが、それはまた別の話で。兎も角も、マリオのゲームは子供心に幸せなゲームの記憶として残ったのでした。
今回、折角3DSを持っていることですし(閃忍カグラの為に!)、3DSでどんなことをやってくるのかと楽しみにスーパーマリオ3Dランドを購入してみた次第です。
- 感想
それで感想ですが、矢張り、滅法面白いかったです。繰り出すアクションは単純明快にして、フィールドはかなり工夫を凝らしてあり、アクションゲームのユーザープレイのリアクションの随意ここにありという感じでした。アクションゲーム好きの誰もがある程度以上は楽しめる快作と言っていいでしょう。
しかし、こう、思い出補正があるかもしれませんが、スーパーマリオ64ほどの広さを感じなかったのも事実ではあります。画面が小さい然り、ステージ間の移動がマリオランド準拠な点も然り。携帯物の手軽さと引換でしょうがないのでしょうが、些細な点が積み重なってどうにも窮屈な印象でした。
- まとめ
以上、スーパーマリオ3Dランドは割りと楽しめました。結論としてはスーパーマリオ64サイコー!ということで。
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