『劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜』雑感

 イツワリノウタヒメに引き続いて劇場で観てきましたので適当に感想をば。

  • 映像

 流石劇場版という高品質でした。


 歌姫たちのコンサートは絢爛にして華美。ヒロインの動きから、特殊効果やライトアップ、細部の小道具の揺れまで描きこまれていました。
 コンサートのセンスもイカしていました。特にランカ。絵本の世界をモチーフに彼女の可愛らしさが完璧にアピールされていました。観客が熱狂するのも判る――と思わされたのが辛い。何せここで宣言しておきますが私は大のシェリル派。ランカなんかいらん娘だ、というスタンスでした。しかしここまで魅せられると畢竟、二大歌姫だと認めざるをえません。
 一方のシェリルはと言えば、うーんという感じ。冒頭のコンサートのコンセプトはよく判るのです。教会での結婚式の導入から、錬金術/科学技術によるホムンクルス/子供の生成に至るという流れ。出てくるガジェット群はどう見ても受精のメタファーです、ありがとうございましたと言いたくなるぐらいの艶笑ぶりでした。実際、あれはあれで注射器で入れますしね!
 ……ぶっちゃけ、やり過ぎかと。発想は良かったし、動きも良かったのですが、やや引いてしまいました。エロいのがシェリルなのは承知していたんですがねー
 ああ、あとシェリルが革命の女神姿で歌う時間が短かったのが勿体無い。その髪をくくったことで見えるうなじを愛でたかった。
 

 コンサート以外の女性キャラに関しては、グレイスさんの逆さ吊るされっぷりがエロくて興奮しましたね。ビリビリに破けた服に血とか色んな汁が垂れ、冷徹な顔に壊れた眼鏡がずり落ちようとしてる――これぞ至高。


 戦闘シーン。弾幕サーカス、ハイスピードバトルを余すところなく見せられました。変形を繰り返して飛んだり、巨大マクロスが躍動したり、マクロスらしかったです。実を言えば速すぎで、所々何をしているのか具体的に判りませんでした。アニメでのハイスピード戦闘の極北という印象です。
 はっちゃけていたのは巨大マクロスの波乗り。艦長がノリノリ過ぎで吹きました。

 映画館の音質が悪かったのか、大音響になると割れてしまうのが残念でした。

  • シナリオ

 二転三転七転八倒するプロット、何故かアトカラズからの脱出ネタとやりたい放題でした。細かいことは良いんですよ。バジュラと人類の殺し愛でした、まる。


 後はええ、シェリル派大勝利、ということで。健気な幼女シェリルたん、はあはあでもOK。
 

  • まとめ

 以上、感想を一言でまとめると超豪華なPVとなります。なので迫力のある劇場で観ることをお薦めします。

  • Link

 OHP-劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜