2010年上半期回顧

 早6月の30日、1年の半分が終わったので、上半期に発売されてプレイしたエロゲについて順位をつけて振り返ってみました。単にプレイしただけなら過去作において良いものに出会えたのですが、取り敢えずは新作の整理を優先しました。

  • エロゲ

1.素晴らしき日々 不連続存在(ケロQ)→感想
2.エヴォリミットpropeller
3.シュガーコートフリークスLittlewitch)→感想
4.WHITE ALBUM2 introductory chapter(Leaf)→感想


 上半期の中で最も印象に残ったのは『素晴らしき日々』です。ラストの処理にやや不満でしたが、『終ノ空』のアップデートとして現代日本の片隅で哲学エンタメした作風は唯一無二でした。それに質の高さにともなって評判も上々で、ケロQ健在を見せつけました。
 ……『陰と影』まだーとあらぬ期待が再び頭を擡げてくるのですが、それまた別の話ということで。


 『エヴォリミット』は良くも悪くも普通に面白かったです。超人たちが闊歩する学園、くじけぬ意志と二重螺旋の階段を登るがごとき進化――と魅力的なキーワードをいつも通りの活劇にまとめたクオリティコントールは流石です。加えてヒロインたちの魅力はいつも以上きちんと描けていました。
 しかし今までの作品の質に慣れて、それ以上を求める贅沢なプレイヤには小ぢんまりと物足りなく感じるのは確かでした。それに“進化”の扱いが余りにも判りやすく無難すぎるあたりにSF魂が反応したりしなかったりするのですが、そこらへんは厄介なので追々。
 

 『シュガーコートフリークス』はヒロインが皆可愛い良い萌えゲでした。会社の活動休止が返す返す惜しい。再開を願っています。


 『WHITE ALBUM2 introductory chapter』は完結していないのでこの順位。持って回る会話芸、タイトロープのように繋がる人物劇という何処までも丸戸シナリオでありながら、同時に胃が軋む三角関係というWAの魂が宿った正統な続編でした。完結するのを首を長くして待っています。


 後は『Angel Ring』『エアリィフェアリィ』をプレイしたのですが、一長一短ありそこそこでした。


 次いで、未プレイで気になった作品を上げていきます。
 『暁の護衛 罪深き終末論』。1作目しかプレイしていないのでチェックしていませんでしたが、満を持して出される暁の護衛シリーズの完結編ということで発売前は期待している人が多かったように覚えています。しかし、シナリオのつじつまがあっていない、声が入っていない等々、人気シリーズの締めとしては残念過ぎる問題があったようです。加えて修正パッチも斜め上らしく、今後の展開が読めなくなっています。
  ※参考リンク→『暁の護衛〜罪深き終末論〜』がバグだらけで話題になってるようです あしたがみえない
         『暁の護衛〜罪深き終末論〜』発売から2ヶ月後にやっと出た修正パッチが削除パッチだった。 あしたがみえない


 あとはシステムが良くシナリオが長い割にそこそこ面白いらしい『恋色空模様』、女装物の新定番ぽい『アッチむいて恋』が気になりました。


 以上。上半期は老舗のアップデートや続編、中堅の最終作・新作、新興の完結編と悪くないラインナップでしたが、今ひとつ目玉がない印象に終わってしまった感があります。

  • 抜きゲ

1.霧谷伯爵家の六姉妹(アトリエかぐや)→感想
2.右手がとまらない僕と幼なじみの姉妹(WAFFLE)→感想
3.戦国魔姦(BlackLiLiTH


 なにはともあれ『霧谷伯爵家の六姉妹』。アトリエかぐやHB復活に単純に喜ぶことにします。


 『右手がとまらない僕と幼なじみの姉妹』はオナニー管理ソフトと斬新極まりありませんでした。『巨乳ファンタジー』と毎年記憶に残る快作/迷作を生み出すモチベーションは素晴らしい。


 『戦国魔姦』は感想を上げませんでしたが結構使えました。戦国時代の名だたる武将を美少女化するという流行りに乗った企画なのですが、呉マサヒロ絵の強気美少女たちがどんどん屈服していくのは見ていて爽快でした。特に眼鏡美女である毛利元就が快楽を限界まで我慢して決壊する様は白眉でした。


 次いで、未プレイで気になった作品なのですが、シルキーズ×イシガキタカシの新作『風紀委員長 聖薇』が意外と評判が良くないのに驚いています。風紀委員ということで無茶できないないとか、意外と純愛とか等々。何時かプレイします。
 他に気になったのはOPのクオリティでエロゲ界の度肝を抜いた『魔界天使ジブリール4』、バカ差分がおかしそうな『擬態催眠』、単純に絵が好みの『しすたー・すきーむ2』あたり。

 
 なお過去作をプレイした中では最凶魔法少女アリナジェイルブレイク とが傑作だったので嗜好が合えばお薦めです。


 以上。順調に傑作・良作・迷作が生まれているようです。

  • 下半期展望

 下半期最大の注目作は勿論、『魔法使いの夜』。奈須きのこの長年の幻想の結実、最新作を震えて待つ――、という感じ。発売までテンション上げていきます。
 後はジンキの18禁化&学園物という禁忌肢を2つ踏んだような企画・『JINKI EXTEND Re:VISION』を飛び道具として応援しています。

  • Link

 

戦国魔姦
戦国魔姦
posted with amazlet at 10.06.30
BLACK Lilith (2010-04-02)