セブンスドラゴン序盤 雑感

 現在OP映像が流れ、最初の山を越えようかという序盤も良い所なのですが、はまりつつあるので雑感を軽く書いてみました。
 OP付近をややネタバレしています。

  • 概要

 『セブンスドラゴン』は『世界樹の迷宮』を作成されたディレクターにより製作指揮されたDSのRPGです。『世界樹の迷宮』は自分でマッピングするゲームシステム、ウィザードリーに近いシビアなバランス、可愛いキャラクタと滅法面白かったですし、本作の評判も悪くなかったので手に取ってみました。


 まずマップは極めて王道RPG的です。大きな世界地図があって、ダンジョンがそこかしこにあり潜ることになります。これはひたすら世界樹を踏破していったダンジョンオンリーだった前作とは趣きを異にしており、ディレクターも語っているように直球のRPGとなっています。


 ゲームのキャラメイキングは『世界樹の迷宮』と大きく変わっていませんでした。職業をファイター、ローグ、サムライ、ナイト、メイジ、ヒーラー、プリンセスから選び、4人1組のギルドを形成し、冒険に出ます。経験値をつんでレベルアップし、SKILL POINTを溜めて、スキルに割り振って特技を身につける云々も全く同様です。ナイトとプリンセスで相互補助関係にあり、共にギルドを形成すると抜群のコンビネーションを発揮するなど若干の工夫もあり、固定しない組み合わせの妙が各自生まれるかもしれません。
 キャラデザは公式を見ていただければ判る通り、戦闘画面に出てくる基本はSD/へちゃむくれです。NPCの方が頭身高いです。味があるというか可愛くないことも無いですし、メニュー画面の頭身高い絵は好みがあえばかなりの破壊力があるデザインとなっています。それに男女2種毎の4種類もありますし、どれかは気に入るでしょう。
 今の所、自キャラは鍵括弧つきの発言を劇中ではしないため、パーツによるデータベース的なキャラ付け以外に在り方を推測する手段を持ちません。それが後述するようにかなり効果的に聞いています。


 ゲームの進行はクエストを請け負う形式です。


 音楽は古代さんなので問題ありいません。

  • プレイ雑感

 私のRPGのキャラの育て方は効率化を目指さないため参照にはならないでしょうが、一応キャラ選択と育成方針を書いておきます。
 初期はナイト、サムライ、メイジ、ヒーラーを選び、現在攻撃に特化させるためプリンセスをヒーラーと交互にギルドに入れて育てています。勿論全員女です。世界樹も当たり前ですが、女キャラしか選びませんでした。可愛いが正義です。育て方としてはナイトはまずウォークセーフを身に付けさせてから、シールドスキルをあげつつ、ちょいちょい騎士道スキルを上昇させています。サムライは居合いの構えの攻撃を中心にあげて、メイジは移動系を身に着けてからフレイム系・ショック系を上げて、ヒーラーはリザレクションを身に着けるように上げています。
 これで最高Lv13でサーペンタス2連戦に耐えうる程度の強度です。しかしドラゴンを倒すたびに全回復して、また前に進むチキンプレイを展開しているため、全滅したことはありません。これはもう性格以外の何者でもありません。


 シナリオはまだ五里霧中で、ようやく題名のドラゴンのドの字が出てきた所です。が、一度テンションが上がりに上がりきりました。これは喋らないのが極めて効果的だったとも繋がるのですが、OP直前の一連のシーンに対してです。
 ドラゴンを初めて倒し、どういうことだろうと帰ってきて、世界は一変します。疲労困憊して休まなくてはならないと思われる自ギルドが世界の崩壊を見て止められるにも関わらず何も言わないまま立ち上がり、立ち向かいます。英雄の鼓舞を受けて。

ドラゴン狩りの
ツワモノたちがおでましだ!
一気に反撃にでるぞ!!

 そして――――、となります。
 この何も言わないのが素晴らしく格好良かった。これで燃えない訳がない。以降の展開は若干意外ではあるのですが、RPGの王道にきちんと乗ったともいえます。準備のためだけにこのような仕掛けを施すのですから以降に期待してしまうのも当然です。
 

 以上。途中も途中なので過剰評価しているかもしれませんが、RPGのゲーム性・文法などプリミティブな面白さは間違いなく受け継がれています。携帯ゲームでやるには丁度良い難易度で手頃ですのでちびちびやっていくことになるでしょう。

  • Link

 OHP-セブンスドラゴン公式サイト
 セブンスドラゴン@wiki - トップページ


 

セブンスドラゴン(特典なし)
セガ (2009-03-05)
売り上げランキング: 1351