2009年上半期ライトノベルサイト杯への投票

　2009年上半期ライトノベルサイト杯　開催のお知らせ - 平和の温故知新＠はてな
　2006年下期から続くこの企画に初参加します。
　2009年1月〜6月中に発表されたお気に入りのライトノベル作品を新規・既存の二つの部門で合計10作品まで挙げられ、割り振る票数は自由というのがルール。が、適当に挙げていったら５−５に綺麗に割れたので何となくすっきり。
　嗜好は基本雑食ですが好物はSFと広義のジュブナイル、極力ハッピーエンドが良いですが、巧ければどんなに悲惨でもどんとこい、という感じ。キャラ立ちは求めますが、それだけだと飽きてしまいます。中二・邪気眼的要素は勿論大好き。それが無くて何がライトノベルなのかとも思いますが、まあ極論でしょう。
　そんな訳で以下が投票内容ですのでよろしくどーぞ。
　

• 新規部門

電波女と青春男 (電撃文庫)

　宇宙人に誘拐されたと主張する布団簀巻き少女と高校デビューを目論む少年との青春ストーリー。魅力的な脇役もおり、すっきりした後味もグー。魅力的な叔母も居るよ？

耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳 (ファミ通文庫)

　視点は躁で変態で自虐で刹那的でコンプレックスまみれで場に流されやすい主人公の一人称。
語られるのは奇妙な世界＝監視、密告、弾圧などを含む学園エスピオナージュ。人種格差のあるソ連じみた寮学園物に、スイーツと萌えといったイマココを古典として学ぶ奇天烈さをまぶしたものは始めてでした。感服の傑作。

ペンギン・サマー (一迅社文庫)

　ひと夏のSFとしてなかなかな良作。星を継ぐものもかくやというトリックが炸裂しているのは見もの(言い過ぎか)。

犬憑きさん 下巻 (スクウェア・エニックス・ノベルズ)

　神の視点が一人称に近寄った時にぼこぼこと浮かび上がる爽やかな諦観に落ち着けず、変な言い方ですが、良い意味で読後感がしっくりきません。平易でありながらしこりのように後に残る文章は流石の一言。

這いよれ! ニャル子さん (GA文庫)

　ギャグとパロディを武器にクトゥルフ神話に殴りこんだ怪――快作。

• 既存部門

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン (2)上 (電撃文庫)

戦闘城塞マスラヲ Vol.5 川村ヒデオの帰還 (角川スニーカー文庫)

偽物語(下) (講談社BOX)

ベン・トー〈3〉国産うなぎ弁当300円 (集英社スーパーダッシュ文庫)

メグとセロン〈4〉エアコ村連続殺人事件 (電撃文庫)

• 投票コード

【09上期ラノベ投票/新規/9784048674683】
【09上期ラノベ投票/新規/9784757746473】
【09上期ラノベ投票/新規/9784758040709】
【09上期ラノベ投票/新規/9784757525771】
【09上期ラノベ投票/新規/9784797354140】

【09上期ラノベ投票/既存/9784048678483】
【09上期ラノベ投票/既存/9784044266189】
【09上期ラノベ投票/既存/9784062837026】
【09上期ラノベ投票/既存/9784086304672】
【09上期ラノベ投票/既存/9784048675925】