・こいとれは社会集団から逸脱しないように心理操作の術を競う作品という視点から見ると破格だった。……デリカシーが皆無なのが大きすぎる傷で楽しめなかったけど
・桃華月憚はまかり間違えばMMOエロゲ足りえたのかもしれない
・ワンコとリリーをやり直して玉突きに再び興奮した。水月で鈴蘭がキーキャラクタで、リリーで鈴蘭がキーの匂いとなっている。また水月が神の庭の中での話、ワンコは神の庭から放り出されたひとりぼっちたちの話。そしてGardenは言うまでもなく。うーん、美しい。
・ぎぎぎ、と続く文字を見ると胸が熱くなる病気を持っている。というのも、CLANNADのOPの「ぎぎぎ」から「そうしたい」に至る流れに心踊らせたから。あれには反則的に胸を掴まれた
・麻枝さんのゲーム肯定はMOONで間接的に携帯ゲームで助かったイベントに既に篭められていた説
・イノグレは主人公が憑物に憑かれるまでを執拗に描くのを通して現れるグロテスクな心・絵、或いはエロによって、プレイヤーを揺らがせてプレイヤーの現実を落としていると言えなくもない
・満淫電車2を無闇に褒めたのは恥辱カンケイ2に近い臭いを嗅いだからだろう。そして似たような可能性をunivに見た。システムによるエロとシナリオへのフィードバックあたりに自分のツボがある。
・次世代型フォントデバックSLG:プレイヤーがフォントを作成すると、それに応じた美少女(声付き)が生成され、そのフォントで喋るように! とかどうだろうか
・バルスカ中二所感:抑圧によって傷付きはすれど精神は発達しなかった兵士。彼は身近な仲間を守るだけなら、迷うこともなく正義の味方になれた。しかし初めてイデオロギーに基づく行動を取り、ひいては信じざるをえなくなった時、彼を形作ってきた何もかもは生成された過程の脆さを証明するようにあっけなく崩壊した――
・エウレカとデモベの対比(試論/暴論):「求めるな、さすれば与えられん」を選んだエウレカを問い、「渇かず飢えず無に帰れ」を選んだデモベを答えとする。人の形をしながら人ではなく、人の反応を引き出すためにあった存在。人に作られて、人の形になった存在。理解と敵対を含めたコミュニケーションの取り方は異なり、引用も異なる。だが心・身体を共同に延長させる方法は同一だった、うんたらかんたら
・アイドルヒロインでは秋色の新山葵が変な言い方だけど一番地に足がついていて好きだった。色物企画からのステップアップ、お笑い芸人からの突っ込みのいれ方の指導など。秋色は他にもバイト先の牛丼屋を効率化したり、ピアノが上手くならなかったりと全体的にむず痒い感じに地に足がついていた気がする。贔屓の引き倒しかもしれないけど。
・まひるルート最後の屋上で会うシーンが今でも良いんですが、DC2ToYouよりよくなるのではないかと期待している。例えばDC2SC美夏ルートで委員長との関係性がロボット作成という未来で繋がったようにならないかなと。あの一時の別れの瞬間は――「私と彼が生み出すのはあなたの娘よ」――傑作過ぎて忘れられない。
・エロゲの日常シ−ンはその日常を過ごしたいか、日常での反応を見て人物を判りたいかで反応が変わるよなあ。
・元ちよれん系―例えばefやホームメイドスイーツやマブラブ―に見えるエロゲにおける国とは、日本とは、そして人の繋がりとは?とか楽しそうだ(私が
・AIRタイトル画面の波の音もなぜか耳に残っている
・Moon.はRenewalで大事な冒頭がアニメになったのが決定的に気に食わなかったなあ
・mp_f_ppお勧めの「まりくり」もプレイ。本名記入後さらっと終わった。………………………えーと、うん、なるほど、これがメタエロゲの極北か。選択肢前のト書きの喋り、選択肢後の生き生きとした喋りのわざとらしさも含め完璧過ぎてなんとも。内容に関して加えれば、エンディングロール風のタイトル画面といい、一つの目的に特化した構成美には惚れた。またプレイヤが見たシナリオを全体分の割合で表す表示の自明性に疑問を抱いたことがなかったから新鮮だった。
・オレポケは「人類は進化の過程で体毛を失ってきた。やがて禿げる」うんぬんが妙に記憶に残ってる
・AngelioはエロとSTGとシナリオとSFとテクノが入り混じった傑作だったんだよ! ただそこに世界が崩壊するプログラムが混じっただけで――
曲共々ラスボスは燃えたし、余韻のあるラストも残る。つーか、今でも音楽ディスクは時々聞いている。
・バルドフォースEXE→バルドスカイの流れは確かに素晴らしいなあ。
ただ洗脳を破っちゃうゲームは古典で、オルタのようにテクニカルに扱うのが伊藤計劃的なイマなのかとちょっと思った。
・元ちよれん系―例えばefやホームメイドスイーツやマブラブ―に見えるエロゲにおける国とは、日本とは、そして人の繋がりとは?とか楽しそうだ(私が
・東鳩で主人公の性能力に疑問を投げかけたのは今を持って新しいのかな。