週に一度クラスメイトを買う話 ~ふたりの時間、言い訳の五千円~ 1-4 雑感

週に一度5000円で言うことをきかせるという奇妙な主従の2人の少女、宮城と仙台。徐々にエスカレートする命令と、変わっていく関係性。彼女たちは互いをどう想うようになるのか――。 という百合ライトノベルシリーズ。 自分の中で少し評価が難しい本となってい…

【推しの子】 14 雑感

アイの人生を撮る伝記映画『15年の嘘』の撮影が進む―― これまでも十分に面白かったのですが、最終章にして【推しの子】が再度盛り上がってきたと感じています。 本当の姿を誰にも見せなかったかアイの真の姿を捕まえるために、アイの人生を書くアクアが悩み…

ねこようかい 1-9 雑感

ねこのようなようかいのような"ねこようかい"との暮らしを描いた4コマ漫画。 9巻まで重ねて今更知ったのですが、ねこようかいの可愛さにめろめろになり、大ファンとなりました。 もうね、ほんとうにキュートなんですよ! まず"のっぺらぼう"のねこようかい。…

帝国という名の記憶 上・下 雑感

ルスエル・ステーションの大使がテイクスカラアン帝国の首都に新たに召集された。前任者とは音信不通であり、なぜ新たに呼ばれたのか情報がなかった。新大使のマヒ―トはルスエル・ステーション固有のテクノロジーである神経インプラント<イマゴマシン>内の…

Fate/Apocrypha 1-5 雑感

魔術協会からの独立を目論むユグドレミア家と阻もうとする魔術協会の思惑が対立し、大聖杯のサーヴァントが7騎ずつが揃う黒と赤の陣営に判れて聖杯大戦が繰り広げられることとあいなった。生き残るのはだれで、大聖杯の奇跡を己のものとするか―― というFate…

FINAL FANTASY VII REBIRTH 雑感

FF7リメイク3部作の2作目。 2024年2月29日発売日に購入し、3月17日にクリア。1周したプレイ時間は97時間3分。 質量共にとんでもない大作でした(質はたまにミニゲームでキリにもほどがあるキリを見せつけてきましたがー)。 前作でミッドガルという都市が見…

ほうかごがかり2 雑感

『ほうかごがかり』に指名された小学生は毎週金曜日の夜、闇に包まれた小学校で「無名不思議」の世話をしなければならない。お世話に失敗すれば―― メルヘン作家を自称する甲田学人氏によるホラー小説の新シリーズ2作目。 「無名不思議」を名付け、怪異として…

英雄伝説 零の軌跡:改 雑感

クロスベル警察の特務支援課に赴任した新米警察官・ロイドは政治家の腐敗、マフィアの抗争、民からの警察へといった数多の問題を目の当たりにする。凄腕の警察官だった兄に習い、正しいことができるだろうか―― というファルコム製作のRPG。 空の軌跡はPCで2n…

裏バイト:逃亡禁止 1-11 雑感

報酬は高額ではあるけれども失踪しても死んでも不問にされる異常な案件である裏バイト。訳アリの女性2人・黒嶺ユメと白浜和美は裏バイトで稼ぎながら、恐ろしいものたちに遭っていく―― というホラー漫画。 基本的にホラーは苦手なのですが、面白いという感想…

バーナード嬢曰く。7 雑感

良質な本読みネタと良質な百合を提供してきてくれている本シリーズ。 最新作の7巻では表紙からして渾身のストレートをど真ん中に投げ込んできやがりました。 それはさておき、まずは読書ネタから。 読書ノートに悩む話でどんな本を選びどんなコメントを残す…

ほうかごがかり 雑感

『ほうかごがかり』に指名された二森啓は毎週金曜日の夜、小学校に喚ばれることになる。闇に包まれた学校で「何か」の世話をしなければならない。失敗すれば―― メルヘン作家を自称する甲田学人氏によるホラー小説の新シリーズ。 そもそも好きな作家さんなの…

RE:異世界から帰ったら江戸なのである─女天狗昔物語─ 1-3 雑感

現代日本に生きていた青年・九郎は異世界転移し数十年過ごし、魔女によって若返って女体化して江戸時代に帰ってきた。身寄りのない彼は女天狗・九子として蕎麦屋の上に居候することになる―― 8代将軍吉宗の時代で天狗として過ごす日常を書いた長編小説。 吉良…

Fate/Samurai Remnant 雑感

願望を叶える盈月を求めて七人七騎が争う盈月の儀。浪人・宮本伊織はたまたま巻き込まれたが故に、セイバーと共に己が二刀流をふるい戦いに身を投じていく。勝ち残るのはただひとくみ―― という江戸時代を舞台とした聖杯戦争を取り上げた無双系アクションゲー…

ハクメイとミコチ 12 雑感

森の中に住む小人や獣・虫たちの何気ない日常を描くファンタジー漫画の第12弾。 これまでも小人の目から見たサイズの違いを活用しきった造型の見事さとか、流れる時間の楽しさの描写の上手さとか、褒めちぎってきたのですが、今回もまた最高でした。 文章を…

恋する(おとめ)の作り方 1-7 雑感

コスメが好きなことを周囲に隠している少年・御堂賢士郎。ある日我慢が出来ず幼馴染の日浦美果をメイクしたら、もさい少年から天下の美少女へと仕立て上げてしまう―― という女装ラブコメ。 個人的にBLや女装およびTSといった男×男の恋愛系はぴんとこないジャ…

バックヤード ジャンク ユニバース 雑感

「ナイツ&マジック」のコミカライズや「メカニカル バディ ユニバース」の作者がSNSに上げた作品を纏めた短編集。 メカニカル バディ ユニバース 雑感の後半で出ると良いなと願っていたのですが、待ってましたの一作となりました。 即堕ち2コマから始まった…

巫兎 雑感

兎耳の巫女を操ってボス戦のみ行う3Dアクションゲーム。 SEKIROの剣戟要素をクローンしてきています。 弾いて弾いて、飛んで蹴って、斬る。 www.youtube.com そもそもSEKIROのチャンバラ自体がハチャメチャに楽しい代物だったのですが、その要素の一部分を上…

ブログ開設16年目(になっていました)

前のはてなダイアリー「ここにいないのは」から数え、2023年11月11日がブログ開設後16周年でした。 ちょぼちょぼと続けていきますので、今後もご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

月刊少女野崎くん 1-15 雑感

佐倉千代が意を決して告白しようとしたお相手の野崎くんは男子高校生にして少女漫画家で、早速家に連れ込まれてベタ塗りをさせられてしまう―― のんびりしているけど図太いヒロインの佐倉千代と武骨で鈍い少女漫画家の野崎くん、また花を散らすエフェクトとか…

ちがう宮原おまえじゃない! 1 雑感

雪比良さんのことが好きな中学男子・有馬は彼女と仲良くしようとするのだが、その都度幼馴染の宮原に邪魔される―― 男子中学生の思春期の煩悶を描くラブコメの第1巻。 好きな雪比良さんを振り向かせたいけど、気心の知れた幼馴染の宮原が雪比良さんの親友でも…

タイタン 雑感

2205年現在、12基のタイタンAIによって人類は仕事から解放されていた。しかし趣味で心理学を学んでいる内匠成果は政府よりカウンセリングを『仕事』して命じられることになる。そのカウンセリングの対象はタイタンAIだった―― というSF長編小説。 AIをカウン…

今日から始める幼なじみ 1-8 雑感

幼いころから引っ越しばかりだった柚木楓は気心の知れた"幼なじみ"が欲しかった。中学にして隣の席に座り、窓ガラスを叩けば直接会話ができる隣の家に住んでいる少年・航平と運命的に出会ってしまい、楓は意を決して彼に幼なじみになってほしいと告げる―― と…

一勝千金 1 雑感

女性格闘家を集めた裏格闘団体"戦乙女"。メインファイターの女子高生・本郷妃奈はかつて国家転覆を目論んだカルト教団の養女だった。異常な強さを誇る彼女を満たすような対戦相手は現れるのだろうか―― サンドロビッチ・ヤバ子原作の格闘漫画。 『ケンガン』…

僕の彼女とヤッてみる? 雑感

寝取られ性癖を持つ僕は彼女とチャラ男の3人での宅飲みを企画する。飲み会が終わるまでに彼女をヤツに寝取らせよう―― という寝取らせSLG。 こういうシチュ大好きというツボにかなりはまりました。 覚醒度と機嫌を酒を使って調整して敷居を下げていき、これお…

HG 1/144 ガンダムキャリバーン 作成

水星の魔女の新機体。 発売日に買って積んでいたのですが最近ガンプラ熱が高じたので作ってみました。 組み上げは2時間くらい。 白基調のすっきりとした色合いでなかなか格好良いですね。 Link 機動戦士ガンダム 水星の魔女 HG ガンダムキャリバーン 1/144ス…

Violated Princess 雑感

公爵家の次女・セレナは誘拐されたユニコーンを取り戻すために冒険者へと身を投じてしまう。世間知らずの彼女は騙され売られ汚され、世の悪徳が降りかかっていく―― という感じの凌辱ARPG。 現時点で2万6千本を超えるスマッシュヒットとなっています。 自分…

衒学始終相談 1 雑感

女子大生の「わたし」は何を研究しているかわからない天才の「先生」と出会い、彼女のポストをいずれ乗っ取るために共に行動していく―― (kindle No.44) 「わたし」が「先生」の研究に巻き込まれて、ちょっと大変な目にあいながら衒学的で胡乱な言葉を交わ…

ARMORED CORE VI  雑感

惑星ルビコン3はかつてコーラルというエネルギー資源によって大災害が引き起こされ封鎖された。荒廃した星が再度コーラルを巡って騒動が巻き起こり、アーマード・コアを操縦するために調整された強化人間621は独立傭兵として戦場で依頼をこなしていく―― アー…

潮が舞い子が舞い 10 雑感

海辺の田舎町の高校生たちの群像劇の最終巻。 これまでの回で数々の対話がなされてきて、だいたいのなにげないどうでもいいことと、思春期の孤独と共感が積み重なってきました。 作品の傾向からドラマティックな終わりをもたらさないだろうとは予測していま…

月曜日のたわわ 8 雑感

別に月曜日が憂鬱でもなく、また個人的には大きいのだけが好きというわけではなく形の均整が取れていればなんでも良いのですが、本シリーズは何故か目を離しにくく同人誌は毎回購入していますし商業版も発売日に購読してしまっています。 同人誌から好きなキ…